もしや、恋愛マイノリティ? #深夜のこっそり話 #550

お正月に、祖父母宅で過ごしたときのこと。母の弟家族が集まって、びっくり。23歳(男)と20歳(女)のイトコがそろって、それぞれの恋人を同伴してきたではないですか。元日に、しかも親戚一同が集結する場に連れてくるのだから、さぞかし真剣な関係に違いない。こっそりとふたりをリビングから誘い出し、「もしや結婚するの?」と質問。するとふたりは、「え⁉︎ まだまだ先だよ。親とも仲良いし、なんとなく誘っただけ」とのこと。イマドキの若者の恋愛って、こんなにオープンになっているのか!と、またまたジェネレーションギャップを痛感

そんなイトコたちを、にこやかに眺めていた祖父母。朝からクイクイと日本酒を呑み、ほろ酔い状態となった祖父が、叔父に向かって「A(私)に紹介できるような、いい男はいないのか?」。すごい冗談を言うものだと笑い飛ばすも、祖父の顔は真剣そのもの、全然笑ってない。会う度に「いい人はいないのか」と言われて「そのうちね〜」とはぐらかしてきた私に、ついにしびれを切らしたのか…。毎度聞かれるのも面倒でしたが、他人に相談されるほうが、何倍もツライものですね。

そんな事件から数日後、ラジオに出演するサカナクションのボーカル、山口さんが「10年後も結婚していない」と自身の未来を予想しつつ、LGBTではなくストレートだけど結婚、子作りを選択しない人々も恋愛のマイノリティで、社会から理解されない、という語っているのを聞き、「ほんと、そう!」と深く納得。昔は気楽に「早く結婚した〜い」なんて言っていましたが、リアリティのある年齢になった途端、妙に慎重になっているのが現状。

焦る周りに反して、どんどん冷静になっていく自分…このアンバランスさ、どうやって解決すべき? という悩みのアンサーとして期待するのが、いよいよ今年から本格的に始動すると予想される、映画『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編。注目するのはやはり、4人のなかで唯一、独身を貫くサマンサの人生。公開日に胸を躍らせつつ、名言集を読み直し、ヒントを探す夜です。(ライターA)

FEATURE
HELLO...!