以前、当時の恋人に今夜のごはんを作る意思を見せたところ、「結構です」と明快に断られたことがあるほど、自他ともに認める料理下手。というかセンスゼロ。自分自身が食べる分には困らない程度というスキルです。もちろんメニューのラインナップも少ないのでこの時季は、鍋オンリーになりがちなのですが、ここへきて“電子レンジで温めるだけ”&“漬けるだけ”レシピが活躍しています。なぜか、料理下手の味方ともいえる“○○するだけレシピ”の存在を忘れてしまっていました。
一番作っているのは、仕事でご一緒したフードコーディネーターさんに教えてもらったホットトマトジュース。ストレートのトマトジュースを電子レンジで温めて、オリーブオイルと黒こしょうを加えるだけ。スープ感覚で飲めるホットドリンクです。パルミジャーノ・レッジャーノをトッピングするとよりスープっぽくなって美味。このメニューなら、料理をするのが億劫な日でも手軽に作れるし、夜食で取り入れても罪悪感はありません。“漬けるだけレシピ”は、ゆずとレモンをスライスしてそれぞれを三温糖かはちみつに漬けておくとできるシロップ作りにハマっています。ゆずはお湯で、レモンは炭酸で割るのがお気に入り。一緒に生姜を漬けてもおいしいです。やっぱり、料理下手を救うのは“○○するだけレシピ”ですね。
ただ最近気が付いたのですが、料理の下手さはお手軽レシピに救われるのですが、材料の切り方の下手さや盛り付けセンスのなさは、簡単にはリカバリーできませんね。取り急ぎは、「今夜は私がごはんを作るよ」と言って断られないぐらいには成長したいです。(ライターK)