日曜日の夜はなるべく仕事のことを忘れて寝てしまいたいですが、たまに気が向いて読むと活力をもらえる本があります。
『自分の仕事をつくる』(西村佳哲著)
社会人なりたての時に友人から借りて読んで、仕事について考えさせられ、本棚に欠かせない一冊に。働き方研究家と名乗る著者の“いいモノを作っている人は、働き方から違うはずだ”という思いから柳宗理さんやパタゴニア社、ルヴァンの甲田幹夫さんなどをインタビュー、仕事のあり方を考えていく内容なのですが、時たま思い出して読むと、流れ作業をしてしまったり、心がない仕事をしてしまった自分を反省、胸にぐさりときます。
中でも印象的な言葉は
「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する。この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。
つくり手の観察力が低ければ、なんでもすぐに完成する。「できた」と思えるからだ。が、逆にそれが高いとなかなか完成に到達しない。
今宵も読み直しながら、仕事への心意気を新たに、明日からも頑張ろう! とポジティブに眠りにつきます。(エディターS)