下ネタが許される女子になりたい #深夜のこっそり話 #625

ひとことで言うと、下ネタが好きです。なぜ好きかと問われると困りますが…しいて言うならば、何も考えずに笑えるところ。万国共通でこれほどいとも容易く人を笑顔にできるネタも、そうないはず。しかしながら女性が下ネタを発することって(特に日本では)、あまり受け入れられていないのが現状。親しい友人でない限り極力、下ネタは控えるようにしています。
そんな私がいま最も憧れている女性が、米コメディエンヌ、エイミー・シューマー。昨年は多くの雑誌のカバーを飾ったほか、女性として初めてコメディアン長者番付のランキングにその名を刻んだりと、まさに“飛ぶ鳥も落とす勢い”という言葉がぴったりの彼女。特段美人でもスタイルがいいわけでもなく、どこにでもいそうな普通のアラサー女性であるエイミーが笑いを取る方法は何ものでもない、下ネタ。
昨日ゴシップサイトのヘッドラインを飾ったのが、彼女が披露したボーイフレンド・ベンとの情事について。ある朝オーラルセックスをしていたところ、ベンがあくびをしたんだとか。「ふたりとも、爆笑しちゃったわ。もちろん“最低!”って言ったわよ。私がそれを1分以上するのは、彼の誕生日くらいなのに。でもあくびしてくれたおかげで、やめる理由ができたけどね」というプライバシー満載のネタに、世間は大よろこび。しかしこれが、セクシーさを売りにしているキム・カーダシアンやパリス・ヒルトンだったら、同じ笑いは生まれなかったはず。その違いは何なのか?と考え出た結論は、“生々しさ”なのでは?ということ。快活でケラケラと笑いながら発せられる下ネタには、いやらしさが全くないのだ。
さらにエイミーのすごいトコロは、えげつない下ネタを言いながら、ちゃーんと恋人(しかもイケメン!)がいること。家具デザイナーとして活躍するベンとは2015年末に交際をスタートさせてから、未だにツーショットを公開し続けているほどのラブラブっぷり。女性からも男性からも愛される下ネタ女子こそ、真の“勝ち組”と言えるのではないか。女性の権利を訴え続けているマドンナやジェニファー・ローレンスらとも親交が深く、1月に開催された「ウーマンズ・マーチ」でも一際注目を集めていた彼女の存在によって、女性に対するイメージも変わると信じているのは私だけではないはず! 下ネタ女子の活躍に、女性の明るい未来を見出さずにいられないのでした。(ライターA)

FEATURE