もっと早く出会いたかった!カッピングの恐るべき効果 #深夜のこっそり話 #631

万年肩こりで、隙あらばマッサージ屋へと走る日々。長時間のパソコン作業、姿勢の悪さ、冷え性と、原因は明確なものの、根本から治療することを怠り、小手先の対処ばかりに頼ってきました。そんな私のことをよく知る友人が、韓国土産として買ってきてくれたのが「自宅用カッピングキット」。

カッピング(別名、吸い玉とも呼ぶ)とは、半球型のガラスを肌にのせて皮膚を吸引し、血液の循環を施す療法。術後に丸く内出血の痕がついている人を、見たことがある人も多いのでは? 近年では海外セレブからも人気が高く、ジャスティン・ビーバーからニコール・リッチーまで、背中にカッピングの痕をつけている場面をキャッチされています。

以前から友人たちに勧められられるも、その痕がなんとも痛々しいこと、さらに火を使う施術というのがなんとも恐ろしく、試す気になれず。しかし友人からもらったキットはシリコン製。円錐型の真ん中を指でポコっと押すと、肌に吸い付くというシステム。パッケージに書かれた「血液の循環を良くする、デトックス、ストレス解消、ダイエット…」という魅力的な効果の数々に目がくらみ、試してみることに。

もっともコリが気になる肩一列に並べてみると、思っていたよりも強い痛みに冷や汗。しかし「5分ならば!」と耐え抜き、外してびっくり。笑ってしまうくらい、爽快なんです。さっきまでのコリはなんだったのか、と思うくらい肩全体が軽い。まるで、3時間のオイルマッサージを終えたあとと言っても過言ではないほど。

鏡で背中を見ると肩にはワイン色の丸い痕がボコボコとついており、なんともグロテスク…ですが、これほどの効果を経験してしまった今、背に腹は変えられない。それからは毎晩、カッピングタイムが恒例行事に。食わず嫌いは良くない、と改めて感じさせられた、この出会い。今年もいろんなことにチャレンジするのみ!と気が引き締まった春の晩です。(ライターA)

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