アロマ好きが興じて、先日講座を受けました。といっても、効果・効能を勉強するためではなく、アロマの本質を知るために。
アロマを使う時は、癒されたい時はラベンダー、よく眠れるようにベルガモット…と、目的に合わせて香りを選んでいました。でも本来は、目的は関係なく、香りを嗅いだ時、どう感じたか、その香りがどのように広がっていったかが重要とのこと。同じ香りでも、その時の状態や環境によって感じ方や広がり方は異なるもの。その変化に着目することで今の自分を知る、確認するための情報を与えてくれるのがアロマの役割なのだとか。
例えば、ラベンダーのアロマを垂らす時、同じようにボトルを傾けていても、ある日は1~2滴だったのに、違う日は意図せず5~6滴出てしまった。そんな時はそれだけラベンダーが持つ癒しの力を欲している状態にあるということ。そして、好きな香りのはずなのに違和感を覚えたら環境に変化が起き始めているサインかもしれません。アロマを使って心身の健康診断をしている感じでしょうか。はたまた、家族や恋人からの愛情を受けた感覚にも近いので、香りからラブレターが届いた気分でもあります。
講座の中で「効果・効能よりも、自分の感覚にアクセスすることが重要」という話があったので、余計な情報を入れないためにもアロマを使う時はラベルをチェックせず、くじ引きのように選んでいます。選ばれたアロマがその日の自分に必要なものということなんですね。もちろん今夜もアロマくじ引きを開催します。どの香りが選ばれるのでしょうか。(ライターK)
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