「自分のことのようで恥ずかしくなった」「Facebookが苦手な理由を代弁してくれた」など、ここ数日私の周囲でリアル“いいね!”を獲得しているのが、先日公開された酒井順子さんのエッセイ。「中年とSNSーなぜフェイスブックは恥ずかしいのか」という、そのものずばりのタイトルで日本におけるFacebook投稿についての考察が書かれています。
真意をつく見解が酒井さんならではのリズムで綴られており面白く、パラグラフごとにうんうんとうなずき膝を打っていました。
なかでも大きくひっかかったのが「自慢のプロ」というキーワード。日々、セレブのSNSをチェックしている生業として、改め彼・彼女らがいかに自慢のプロだったのかと再認識した次第。
例えば、キム・カーダシアンやカイリー・ジェンナーのインスタグラムで連投されるセルフィーは不思議といやらしさが感じられず、自慢というよりはエンタテイメントだったり、役立つビューティティップスがあったりと、コンテンツとして楽しめます。SNSが普及して、セレブの日常が本人たちを通して発信される時代ですが、それでもきっとプロならではの物差しをもって投稿しているのでは(ときに踏み外してますが)、かなり計算されているのでは、と思いました。
私は、アルコールを飲んで羞恥心が麻痺した夜中に投稿したポストを、翌朝みて赤面し消したことが何度かあります。セレブならそれはそれでニュースになるかもですが、投稿の矛先が知り合い中心になっている身としては、内容には気をつけたいな、と思う夜です。
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