イクメンブームはどこまでも #深夜のこっそり話 #715

ネットサーフィンをしていたときに発見した、ある親子のインスタグラムにとっても癒されています。目を奪われたのは、「ケンタッキーフライドチキン」のボックスにすっぽりと入った赤ちゃんと、その横でチキンにかぶりつくワイルドな男性の異質なツーショット。何事か!?と調べてみると、なんとふたりは親子。現在9ヶ月の娘ゾーイーちゃん誕生を機に、コミカルな写真を撮るようになったという父親のソロモン氏は、カリフォルニア在住の家具店オーナー。妖精を発見する庭師、違反を取り締まる警察官&ドライバーと、ウィットに富んだテーマのアイデアはすべてソロモン氏によるものだとか。
愛らしい写真の数々を眺めながら、最近もっぱらパパ&キッズの写真が増えているなーと実感。その傾向は、日々フォローしているセレブのパパラッチ写真にも。デヴィッド・ベッカムを筆頭に、マーク・ウォールバーグやクリス・プラット、マット・デイモン、オーランド・ブルームなど、今をときめく人気俳優たちはこぞって子育てに積極的な様子がキャッチされています。はて、自分が幼い頃に、こんなに父と遊んだことがあっただろうか…。と振り返るも、一家で出かけることはあっても、父とふたりという思い出はあまりないような。
両親との食事の席で、そんな発見を何気なくシェアしたとき。母から「そういえば最近は(近所の)保育園の送迎も、半分くらいはパパたちがしてるわよ。スーツで汗流しながら、赤ちゃん抱っこして。今のパパって本当に偉いわ~」という言葉が。ふと母の横に座る父の顔を見ると、なんとも気まずそうな表情…。社会にとって良い風潮だとばかり思っていたイクメンブームの影には、それによって肩身の狭い思いをする人もいるよう。今後我が家の食卓で、イクメンの話題を封印した夜です。(ライターA)

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