やっと秋のファッションが楽しめる気候になってきましたね。季節が変わると、フレグランスもチェンジしたくなります。
私のフレグランス選びは、基本3チームに分類されています。まずひとつは、最旬モードチーム。旬の香りは、気合いの入ったファッションに似合うのはもちろんのこと、デニムにTシャツといったシンプルなカジュアルファッションに合わせても、モードなテンションで1日過ごせるのもいいところ。この秋でいうなら、シャネルの14年ぶりの新フレグランス「ガブリエル シャネル」が、早くもこのチームのスタメン入りを果たしています。キラキラと華やかなのに、芯の強さを感じさせるような、まさにシャネルのイメージを体現した香りは、今の気分にもぴったり。
ふたつ目は季節の定番チーム。春先は、甘すぎず、軽やかな印象のフローラル系。夏場は爽やかなアクア系やシトラス系、またはひとクセあるハーブ系。秋冬になるとウッディ系やパウダリー系など、温かみのある香りが恋しくなります。このチームは特に、香りと季節の思い出が直結しているので、キュンとしたり、恥ずかしくなったりと、何かと一人で浸るという、フレグランスの醍醐味を存分に味わえます。
そしてみっつ目は、季節もシーンも選ばない、安定のレギュラーチーム。これは、主張しすぎることなく、自分の肌にしっくりなじむタイプで、ほっとできるお守りのようなもの。最近は、香りスタイリストの杏喜子さんに、私の肌の匂いに合わせて選んでもらった、ダウン・パフュームの3本がお気に入りです。今夜は、その中から、肌自体の香りを引き出してくれる「FORMULA X」を纏って、いい夢を見たいと思います。(エディターY)