以前、某大手広告代理店に勤める男性の友人から「とりあえず、その前髪伸ばせよ〜」と言われたことがあります。旧知の仲で、冗談混じりの会話だったので、セクハラではありません。「今どきそんなこと言ってるから、あんたダメなのよ！」と、言い返してはみたものの、これが男心の真理だと確信した覚えがあります。
ヘアスタイルにはその人の個性や生き方、志向があらわれますが、特にバングスは顕著！ 私も合コンばかりしていた女子大生時代は前髪長めのユルフワ派だったのですが、この10年近くは、ほぼずっとパッツン前髪です。アイブロウがギリギリ見えるか、隠れるか、くらいに切り揃えた前髪だと、なんとなくどんな服でもキマる気がして。でも、前髪を切った直後に「かわいい！」と言ってくれるのは、たいてい女性か、一部のフェミニンな男性。やっぱりモテを狙うには、ユルフワ斜めバングスが鉄板なのでしょうか。個人的には、大人になればなるほど、スタイルもさることながら、艶やなめらかな質感の方が大事なんじゃないかしら？とも思うのですが。
そして昨夜は、パッツン加減では私のさらに上をいく、ほぼビートルズなマッシュヘアがトレードマークの友人と再会。長い間ボーイフレンドがいないけど、結婚したい！という彼女に「とりあえず前髪伸ばしてみる？」と提案しましたが、却下されました。確かに、髪型を変えたところで本質は変わりませんし。このスタイルをよしと思ってくれる人でないと、長い目で見たらうまくいかないね、という結論に落ち着いた夜でした。（エディターY）
