オトナの恋には“意識”と“焦り”のバランスがキモ? #深夜のこっそり話 #860

寒さが一層まし、肌恋しさからか、友人たちの恋の話題がグッと増えている今日この頃。なんとも羨ましい限りですが、なぜか浮かない表情を浮かべる友人がひとり。優しく堅実、そしてマメと、話を聞く限り完璧なお相手なのに、なぜ?と理由を聞くと、相手の“焦り”が気になってしまうのだとか。 

合コンで出会った当初は、どうしてこんなに素敵な人が今まで独身だったのか?と悩むほど、完璧に見えた彼の存在。しかし何度かデートを重ねるにつれ、先々の予定をみっちり組みたがり、出会って間もないにもかかわらず、将来をほのめかす発言に、違和感を感じるようになったのだとか。「できれば早く結婚したい、という気持ちは私も同じ。でも焦ってするのは、なんか違う!」という彼女の発言に、デジャヴを覚えた私。そういえばこんな発言、聞いたことがある。 

ここ数年めっきり恋どころか出会いすらなかった別の友人は危機感から、当たると話題の占い師さんのもとへ。“来年は、数年に一度の恋愛幸運期”と言われ、思わず「これまで何度が同じことを言われたけど、結局なにもなかった」とポロリ。すると占い師さんから「どれだけ運が良くても、自分が恋愛を意識していなかったら、何も変わらないのは当然。宝くじが当たりやすい運勢でも、買わなかったら意味がないのと一緒です」というお叱りを受けたとか。それから積極的に出会いを探し求めた努力の末、数人とデートへ行くまでに。しかしデートを重ねるにつれ相手の熱意はどんどん薄れてゆき、結果的にフラれてしまう、という負のパターンを繰り返してしまった彼女。そんな彼女が相手から指摘されたことこそ、“焦り”だったのです。 

意識して積極的に行動することは大切だけど、逆に焦りすぎるのはダメ。言葉にすると当たり前のように感じますが、この心理状態って、まさに表裏一体なのでは。年を重ねても自由に恋愛を楽しむ海外セレブの記事を読み漁り、ヒントを探す夜です。(ライターA

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