赤い吹き出物にも恐怖を感じますが、スマホやタブレットのアプリに表示される数字が書かれた赤い丸にも恐怖を感じています。
「メールが届きました」「SNSにお知らせが届きました」と、知らせてくれる親切な表示ではありますが、それを見るたびに気持ちが沈むのです。「あ、メールが届いている。確認しなくては…」と、急を要しているわけではないのに、すぐ対応しなくてはならない、と追い込まれる感じがあります。そんな状態はよくないと思い、ほとんどのアプリに表示されないように設定しています。
そんな話をしながら、友人のスマホを見せてもらった時、メールやSNSのアプリに赤い表示がついていました。「この表示、気にならない?」と聞いてみたところ、意外な答えが返ってきました。
「嬉しいメールが届いているかもしれないよ。それに、SNSに届くお知らせは、私が投稿した内容に共感してくれている人がいるってことだから、いいお知らせでしょ」と。その発想がなかったので、びっくりしましたが、まさに発想の転換ですよね。
今のところLINEアプリぐらいですが、友人のポジティブな姿勢を見習い、徐々に他のアプリも表示されるように切り替えていこうと思っています。少しずつ増やしていき、全アプリの通知が表示される頃には恐怖心はなくなっているかなと。この原稿を書きながらその友人の話を思い出し、心が軽くなった夜でした。(ライターK)