この季節になると巷にあふれる“ベスト企画”の数々。かくいう私も、年の瀬になると今年1年を振り返りつつ、私的ベストを考えます。漫画や書籍、映画、音楽、旅先など、様々な項目のなかで、デジタル部門において今年のベストに輝いたのは、アップルのワイヤレスイヤホン、Air Pods 。
当初は、格段に性能がアップした iPad Pro が最有力でしたが、上がり3ハロンならぬこの3週間で、Air Pods が秘めたるポテンシャルを発揮。師走の季節を文字通り一緒に駆け抜けてくれました。
Air Pods は、煩わしい“コード束縛”から解き放ち、ワイヤレスで音楽をきけるという基本性能はもちろん、その本領は iPhone とつながることで発揮されます。例えば、音楽×通話。この時期は、オンオフともに電話をする機会が多いのですが、通話しながら料理したり、身支度したり、掃除したりできるのは本当に助かりました。音楽を聴きながら、着信があったら曲は一時停止され、通話が終わると、続きから再生されます。
さらにマイク付きなので、iPhone に入っている英語学習アプリと連動して発音練習ができたり、映画でわからない英語の台詞が出てきたらgoogle 翻訳を使って、日本語訳を音で聞いたり。google map の音声ナビでも大活躍。左右どちらかのイヤホンをダブルタップするとSiriが起動するので、iPhone を覗き込まずに色々な情報を得られるのも便利です。ついついやりがちな歩きスマホも、Air Pods を使うようになってぐっと減ったのが一番の収穫?かも知れません。2018年は音も大事な情報源となる予感がするなと思いつつ、Air Pods でマイベストヒットを聞きながら、果てしない大掃除をする年末の夜です。(エディターR)