「祖母が遺した宝石を身につけると、孫娘は、祖母の過去の体験を夢に見る」というストーリーに惹かれて久々に読書で夜更かししました。小林エリカさんの新作『彼女は鏡の中を覗きこむ』です。
戦時中を生きた祖母と現代の主人公のストーリーが宝石を軸に行き来する不思議で壮大な内容なのですが、普段もやもやと感じていたジュエリーの神秘的なパワーを実体験したかのようで、夢中になってしまいました。
そんな中、あるプレスの方が身につけているジュエリーのストーリーを聞いて、前のめりに。義母の形見のエンゲージリングのダイヤモンドをリデザインしてモダンなソリテール(宝石が一粒つけられたリング)に。さらにもともとの地金を生かして、旦那さまとお子さんの誕生石であるエメラルドをインし、自分の誕生日を刻印したのだとか! 受け継がれたエンゲージリングが二つのジュエリーに生まれ変わり今を生きる。素敵なストーリーに心がときめきました。
私自身はまだ受け継いだものはないですが、大事にしているジュエリーには買った情景や思い入れがあり、やっぱり神秘的なものを感じます。今を生きて、次世代に受け継ぐジュエリーを手に入れるべく明日から働きます!(エディターS)
2017.04.09
時を超えるジュエリー #深夜のこっそり話 #636
FEATURE
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