最近、素敵な花との出会いがありました。それは旅先での、山梨にて。たまたまぷらっと入ったお店で、これまでに見たことのない植物を発見。大きな花瓶に飾られたそれは、茎から花の先端まで約40cmほど。まるでアーティチョークのような形状のピンクの花びらの中には、綿のようなものがびっしり…なんとも不思議な植物。
思わずスタッフの方に「これは、花ですか?」と尋ねると、ご丁寧に花屋さんに問い合わせてくださり、「プロテア」という名前であることが判明。忘れぬうちに、とその場でググってみると、南アフリカの国花とのこと。満開になったときの壮厳さから、ギリシャ神話に登場する神プロテウスにちなんで名付けられたとの逸話を読み、思わず納得。色こそ派手でないものの、インパクトは絶大。私もすっかり心を奪われ、知り合いの花屋にすぐさま連絡。市場に入った際には仕入れてほしい、と予約を入れました。
花好きの母の影響もあり昔から花が大好きな私にとって、春はまさしく1年でもっとも心躍る季節。桜や桃、ハナミズキなどの街路樹に加え、花屋の店先に並ぶ色とりどりの花たちを眺めているだけで、なんとも幸せな気分に。今では毎晩のように、プロテアの飾り方のイメトレに没頭。せっかくの美しさを存分に発揮できるよう、ゴールデンウィークは部屋の掃除に勤しみたいと思います。(ライターA)