モノより思い出 #深夜のこっそり話 #709

いよいよ夏目前。バカンスの予定は立て始めていますか? 私はずっと行きたかった長野への旅を計画中です。長野といえば国宝松本城や善光寺などの観光名所をはじめ、草間彌生さんの作品が展示されている松本市美術館も有名ですよね。もしくは、葛飾北斎の晩年の大作「八方睨みの鳳凰天井絵」が見られる岩松院も気になります。避暑地の軽井沢でショッピングもいいなぁと頭を巡らせていましたが、長野の大自然にスポットを当てようと決心。

きっかけは、先日たまたま聞いていたラジオから流れてきた「モノより思い出」のキャッチコピー。みなさん、聞き覚えありませんか? そうです、某車のCMで使われていたものです。当時の車のCMは機能や性能を重視したものが多かったなか、思い出を作りに車で出かけようという意味が込められたキャッチコピーが話題になったとか。捉え方はそれぞれですが、私の場合は、観光や買い物ではなく大自然に触れたい!と思い、ここ数日はネット検索に明け暮れる日々です。(時間があれば諏訪大社には行きたい)

思い返すと、我が家の夏といえばキャンプが定番でした。キャンプはアウトドア好きな父親の趣味でもあり、家族5人であちこち出かけたことを覚えています。川辺で釣りやバーベキューをしたこと、山奥にいたカエルの大きさに驚いたことなど、幼少ながらも記憶に残ることが。ちなみに母親に思い出話を聞くと、蚊取り線香の煙で呼吸困難のような状態になった私を病院に連れて行ったことだそうです。すっかり忘れていました。当時は大変な思いをさせたことも、いまとなってはいい思い出。今年の夏はどんな思い出ができるかな?とひとり思う夜です。(エディターMK)

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