秋の立ち上がりをMVとともに #深夜のこっそり話 #766

ジメジメした日が続くからか、この夏発表されたザ・エックス・エックス「I Dare You」のLAの陽光がまぶしいミュージックビデオを見返しています(若手女優のミリー・ボビー・ブラウンがかわいい♡)。ご存じの方も多いかもしれませんが、このMVの制作にはカルバン・クラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ラフ・シモンズが衣装はもちろん、クリエイティブコンセプトやディレクション、一部のキャスティングにも関わっていて、私の好きなおしゃれカルチャー界隈においても目をひくホットなコラボレーションでした。


ラフ・シモンズとMVといえば、他にも印象的なのが、エイサップ・モブの「Rafラフをファッションヒーローとして掲げるエイサップ・ロッキーやモデルたちがラフ・シモンズのアーカイヴをまとって次々に登場し、リリックには「Please don't touch my Raf」というフレーズも。かつて仕事で特定のブランドを追い続けるファンの方々に取材をする機会があったのですが、もちろんどの方も一着一着に愛着を持っていて、余計なお世話ながら(やりくりが大変なんじゃないだろうか)なんて勝手な心配も吹き飛ぶくらいに前向きに楽しそうにご自身のコレクションの話をしていて、ファッションがアイデンティティの一部になりうることを目の当たりにし、とても心を動かされました。このMVを見ていたら、そんなことも思い出したりして。

今週は薄手のニットで家を出る日もあったし、いよいよ秋冬シーズンがリアリティをもって感じられてきました。間違いなく今季見逃せないブランドであるカルバン・クライン、そしてラフ・シモンズのおかげで気分も盛り上がってきたところで、あとひと仕事…!(エディターM)