ここ最近、以前にも増して首の痛みが強くなり、眠れない日もしばし。耐えかねてマッサージへ行くと、スマホ画面の見過ぎが原因とのこと。確かに日々の生活を振り返ると、寝起きのチェックからはじまり、移動中はもちろんのこと、お風呂の中までスマホと一緒。そんなことを考えていたら、そういえば最近めっきり電話をしなくなったな、と。以前は友人との電話で夜な夜なくだらない話に花を咲かせたりしていましたが、今ではLINEにシフト。便利なスマホの恩恵に授かっている身として、こんなことを言うのはアレですが、人間関係がどこか希薄になったなあとも思うのです。
そんなある日、撮影のためロケバスで移動していると、いつもはスマホに夢中な若者たちがワイワイ会話で盛り上がっている。恋バナ?と耳を傾けていると、なにやらゲームをしているよう。終わったところで聞いてみたところ、「ワードウルフ」というゲームだそう。ルールを聞くと、まずは専用アプリで参加人数と名前を入力。すると画面にひとりずつ会話のお題が表示されるが、うち数人(グループの人数による)、多数のメンバーとは異なるお題が出ている。全員がそれぞれのお題を確認し終わったら、会話をしながら誰が異なる題材について話しているかを当てるという、数年前に爆発的ブームとなった人狼ゲームのリメイク版という感じ。
参加してみると、これが簡単そうでなかなか難しい。というのも、お題は“ナポリタン”と“やきそば”、“勝負下着”と“ソックス”、“おばけ”と“ゾンビ”など、さほど遠くないジャンルのもの。さらに自分が少数派かどうかは誰もわからない状態でスタートするので、どこまで踏み込んでいいかも読めない。絶妙に神経を使う心理戦に、大人たちも大盛り上がり。それ以来すっかりハマり、空き時間の定番になりました。ゲームでこれほど盛り上がるのは学生時代ぶりかも?と懐かしさがこみ上げるとともに、アナログゲームの楽しさを再認識。スマホ中毒も軽減したり、コミュニケーションが増えたりと、いいことづくし。ぜひ、お試しあれ!(ライターA)