派手顔だって、赤リップをつけたい! #深夜のこっそり話 #984

自分でいうのも何ですが、良くも悪くも昭和のアイドル顔です。とりあえず顔が濃い。「目が大きくて羨ましい」と言ってくださる方もいますが、派手顔には派手顔の苦悩があります。黙っていても威圧感がありますし、モードな服を着ると無駄にキャラ立ちしすぎることもありますし、目元のクマやシワもできやすいですし。何より、ちょっと気を抜くとメイクがケバくなりがちです。

世の中、目を大きく見せたり、ホリを深く見せるための化粧品やハウツー記事はたくさんありますが、それに比べると、メイクアップでさっぱり涼し気な顔を目指すための、化粧品や情報は少ないですよね。わたしの周りには「赤いリップはNG」「カラフルなアイメイクは無理」「メイクをするほどに逆に男顔になるから、もう一切しない」という派手顔女子も多く、それももったいないなぁ、と思うのです。

若かりし頃、夜な夜なメイクの自主練に励んだ結果、ケバい印象にならないためのポイントは、色より質感と思っています。一番避けたいのは、「いかにもメイクしました感」が出てしまうベースの粉っぽさ。マット過ぎず、ツヤ過ぎず、程よくクールな印象に仕上がるグロウマットという今のトレンドは、まさにちょうどよく、ありがたいですね〜。チークもうっかりすると舞台メイク感が出てしまう要注意アイテムですが、クリームやリキッドタイプなら、テクニックいらずで、程よいツヤとヘルシー感が出せます。ただでも陰影のある目元にはグラデーションをつけずに、ツヤのあるゴールドベージュやオレンジベージュでむしろ明るさをオン! このあたりを注意しておけば、赤リップも、カラーマスカラも、春色のアイシャドウも、大抵のものは大丈夫。多少のこってり感はチャームと捉えて、派手顔のみなさまも、メイクを楽しみましょ。(エディターY

FEATURE