イエロー、オレンジ、ピンク、偏光パールにメタリックなど、今年の春夏ビューティは、いつにも増して明るく、パワフルで前向きになれそうなカラーやテクスチャーがトレンドですよね。ファッションも然り。普段のワードローブはベージュやネイビーなどベーシックカラーの多い私ですが、今年は久しぶりにパステルなギンガムチェックのスカートやら、イエローのトップスなどで、きらめく夏を先取り!な気分になっています。
メイクアップもファッションもウキウキ系となると、どこかで落ち着きを取り戻し、バランスを取りたくなるのが大人の性。そこで、香りです。日差しが強くなるこの季節、いつもならとことん爽やかなシトラス系やアクア系のフレグランスをつけたくなりますが、今年はちょっとビターな香りが気分。といっても、男性的なシブい香りではなく、フローラルやフルーティのフレッシュでジューシーな香りや、樹木系の落ち着いた香りの隙間から、柑橘の皮を思わせるような心地良い苦味がチラッと顔をのぞかせる、ほろ苦系。ビタースウィートな香りが、甘くせつない記憶まで、呼び起こしてくれるような……。なんて、ほろ苦フレグランスで、ちょっぴりセンチメンタルな気分に浸る夜です。(エディターY)
エディターYOKOMIZO
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ!と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。