「ヌケ感」、「ナチュラル」、「自然なツヤ」がビューティのメインストリームに踊り出て、随分たちますよね。実際、普段はそこを目指しているにも関わらず、汗ばむ季節になると途端に、厚塗りの鉄仮面女子がいまだに増えてしまうのはなぜなのか? それってやっぱり、日本女子の心に深く刻み込まれている、アンチ毛穴信仰のせいですかね?
最近の化粧品、特にベースメイクは本当に優秀で、「崩れない・テカらない・毛穴レス、でも仕上がりはすごくナチュラル」という、女子の飽くなき欲望に感服するほどに応えてくれるアイテムが多いです。ちゃちゃっと塗るだけで、清潔感のあるサラスベ肌が完成する。なのに、毛穴や皮脂テカに過剰な敵意があると、ついつい必要以上に塗り込みぎてしまうのか? 結果、鉄仮面になってしまっているような気がします。
そもそも、毛穴や皮脂テカって、そんなに罪な存在ですかね? 凹凸も毛穴もない、すっぴんの質感が想像できないほどの完璧すぎる肌よりも、少しくらいスキのある肌の方がヘルシーかつセクシーな感じがして、個人的には好きです。これからの季節は、どうしても毛穴が気になる部分にだけ専用下地をプラスして、全体的には薄づきのファンデーションで、なるべく軽やかに仕上げたい。なんてことを思いながら、最新ベースアイテムを今夜もお試しする予定です。(エディターY)