先日、ポール・マッカートニーの両国国技館ライブに行って参りました。事前にもらえたのは引換券のみで当日まで座席がわからず、というミステリーツアー。「もし升席だったら、靴を脱いで見るのか?」「知らない人と4人であの狭いとこに座るのか?」と、不安を抱きつつ当日を迎えたわけですが、いざ会場入りしてみると、全くその通りでした。ライブのスタイルとしてどうなのよ? と思いつつも、いざ始まってみると、その妙な和み感が意外と悪くなかったです。集まった人の年齢層にもなんだかしっくりきていたし。
ポールのライブは東京ドーム、武道館に続き3度目でしたが、今回が一番楽しかったかも。やっぱり小さい箱っていいですね。ステージが近いというのはもちろんだけど、スクリーンがない分、生の姿に集中できる! 安室ちゃんの引退宣言以来、誰のライブでも「これが最後かもしれない」と、仕事でもそれくらい集中しろよ、と自分でツッコミたくなるような気迫と集中力で臨んでいますが、今回はとりわけじっくり見て、聞いて、歌って、濃密でした。ステージの向こうに歴代横綱のお姿が並んでいるのが妙にシュールでしたが、それもなんだか神聖なムードを醸していて、特別な空間に居させてもらった感満載。会場を包見込むような、観客の「ポール大好き」という温かい空気にもなんだか泣けた、スペシャルな夜でした。
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ!と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。