女が3人集まればかしましい。しかしこの3人が集まれば、かしましいどころの騒ぎではありません。コーチェラで奇跡の再結成を遂げた、デスティニーズ・チャイルド。3人でのパフォーマンスは2013年のスーパーボウル以来5年ぶり。インディーアーティストにしかなびかないコーチェラヘッドたちも、さすがに興奮したことでしょう。
かくいう私も、YouTubeのライブ配信で再結成を目の当たりにし、歓喜したひとり。最近のセレブリティのゴシップにはあまり興味が無いのですが、デスティニーズ・チャイルドには並々ならぬ思い入れが。その理由の一つには、初めて自分で買ったアルバムが「サヴァイヴァー」だったこと、そしてもう一つには中学生の頃初めて行ったコンサートが、デスティニーズ・チャイルド現役時代最後のツアーである「デスティニー・フルフィルド」だったことがあるのですが、それだけでなくデスティニーズ・チャイルドというグループの存在感、そしてそれぞれのメンバーの個性が際立っているということも大きな理由です。
絶対女王のビヨンセ。初期メンバーにもかかわらず、一貫してセカンドポジションを崩さないケリー。そして謎にバックコーラス扱いを受け、ネット上で「プア・ミシェル」という不名誉なミームネタにされながらも健気にサポートに回るミシェル。ゴシップ媒体では3人の不仲が囁かれることもしばしばありましたが、そのリアルな人間関係を含め、愛おしくて仕方がないのです。
感動と興奮、そして少しばかりのノスタルジーに浸りながら、今夜は「セイ・マイ・ネーム」に耳を傾けながら眠りにつきます。ミュージックビデオにファラがいる…
…と、前回のコラムはかなりマニアックなトピックだったので、思いっきりポップなネタにしてみました。次回はまたマニアックなネタを予定しています。(エディターSO)