ニットのような着心地のスウェット #深夜のこっそり話 #1054

寒い冬は苦手ですが、ニットが着られるのは嬉しい。モケモケのモヘアを、ちょっと野暮ったいぐらいルーズに着るのが好きです。でも今年の冬はモケモケもルーズもきっぱり断念。乳児の子どもがいて、抱っこするたびに胸のあたりが鼻水とヨダレまみれになるし、しょっちゅう服を噛んだり引っ張ったりされるからです。

今は毎日家で洗えて、多少引っ張られてもほつれないスウェットが大活躍。黒やネイビーなどの濃い色は、鼻水やヨダレがつくと白く目立ってしまうので、なるべく明るめの色を選ぶようにしています。

最近2日に一回の頻度で着たおしているのが、写真の白いスウェット。ユナイテッドアローズの別注で、AURALEE5525galleryによるトリプルコラボレーションアイテムです。フードも紐もポケットもない、子どもが引っ張りたくなる要素ゼロのプレーンなデザイン。しかも真っ白という潔さに惹かれました。

一見何の変哲もない普通のスウェットなのですが、実際に着ると素晴らしさがわかります。平たい表現ですが、とにかくめちゃめちゃ着心地がいいんです! スウェットって目が詰まっている分ゴワつきがあったり硬さがあったりするものが多いですが、これは生地がとても柔らかく、肌ざわりもなめらか。スウェットなのに軽さもあって、まるでニットを着ているみたい。しかも裏起毛であたたかい! 

短めの着丈や肩の落ち感など、シンプルだけどちゃんと計算されたシルエットには脱帽です。前後両方にVガゼットがあしらわれており、ヴィンテージライクなディテールも憎い。あまりにも着ていてラクなので、一度着ると本当にヤミツキになります。色違いで黒も買おうかしらと悩みつつ、夜が更けていくのでした。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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