秋の連休に向けて何かとイベントごとの多いこのシーズン。家族や友人などと一緒に盛り上がれる、本場関西の外カリッ、中ふわとろっの"たこ焼き"のおすすめを。そこで、始める前に本格的なたこ焼き器の購入を提案したいと思います。少しこだわるだけで、誰でも簡単に極上のたこ焼きを作ることができるんです。
知人におすすめされて知ったイワタニの「スーパー炎たこ」。ガス式のたこ焼き器が良いと聞き、どれも同じだろうと半信半疑で試してみたところ、驚くほど出来上がりが違ったので、そこからみるみるうちに「スーパー炎たこ」の虜になりました。
よく見かける市販のたこ焼き器は、電気で鉄板を温めて焼く650W〜1.3kWほどの火力ですが、これはカセットガス式なので、1.9kWのハイパワーな直火を出せて、生地の外側をカリッと内側をふわふわの蒸し焼き状態に作ることができます。さらに、高火力のU字バーナーが、プレートの隅々まで熱を均一に伝えるため、スピーディーにムラなく調理できる設計になっています。
また、プレートにはフッ素加工がされており、「ひっくり返す時にこびりついて失敗…」ということも少なく、丸洗いできて片付けも簡単なので、初めてたこ焼き作りをされる方でも、気軽に挑戦できると思います。
そんな「スーパー炎たこ」を使った、たこ焼きのレシピを最後にご紹介。関西出身の私が、地元のたこ焼き屋さんに教えてもらった作り方の秘訣を、家庭用にアレンジしたものです。たこ焼きの味は"出汁"の有無が決め手。時間がある人は花かつおを沸騰させたり、前日から花かつおと昆布を水出ししておくとより良いですが、市販の出汁パックを使うと簡単です。
たこ焼き粉はダマになりやすいので、「出汁にたこ焼き粉を入れる」の流れで泡立て器を使って少しずつ混ぜていきます。ダマがなくなったところで卵も加えてさらに混ぜます。鉄板に混ぜ合わせたタネを注いだら、たこ・青ネギ・あげ玉・紅しょうがを入れ、火力は必ず強火にしてください。一気に外側を焼き上げて、中はふわとろっなままひっくり返していくのがコツです。鉄板の真ん中の方から焼き上がるので、真ん中の方のたこ焼きから端の方まで順番に、竹串でひっくり返せば完成です。
出汁を使ったレシピは沢山ありますが、タネを作る際に炭酸水を少し入れることで、より軽やかでふわとろっなたこ焼きが完成します。炭酸水50ccと記載していますが、なかなかダマがなくならない場合や「タネがドロドロすぎるかも…?」と思った方は様子を見ながら適宜足すようにしてください。炭酸水のひと工夫も、ぜひ試してみてもらいたいです。(エディターTAKESHIMA)
材料(2人前)
たこ焼き粉150g、出汁(濃いめ)400cc、炭酸水50cc、卵3個、青ネギ・紅しょうが・あげ玉は適宜、真だこ(茹でたもの)お好みの量、サラダ油適量、たこ焼きソース・マヨネーズは適量