#緑のある暮らし #深夜のこっそり話 #1087

わが家の“散らかし坊や”、まだ1歳なのにすさまじい破壊力を持っています。あの小さな体のどこにそんなパワーを秘めているのか教えて欲しい。

1日が終わるころ、リビングは空き巣に入られたような状態になるんです。私は毎晩寝る前にその惨状と向き合い、黙々と片付けをします。メリー・ポピンズみたいに、指パッチンですべてが元どおりに片付く魔法が使えたらなぁ……とこの時ばかりは少女みたいな幻想を抱いてしまう。時々あえて放置しておき、深夜に帰ってくる夫に無言の圧力をかけることもありますが。

部屋中に転がるアンパンマンやしまじろうを拾い集めながら、おしゃれな部屋なんて当分無理だなと諦めモードに入るんですよね。が、しかしですよ。なんてったって春は変化の季節。「いないいないばあっ!」のゆきちゃんや「みいつけた!」の3代目スイちゃん、「おかあさんといっしょ」のよしお兄さん&りさお姉さん(以上、すべてEテレの子ども番組に登場する人物)が一気に卒業してしまったショックは大きいものの、新年度を目前に「自分の環境も変えたい!」という意識がムクムクと芽生えてきました。

「どうせ子どもが散らかすから」を言い訳にしてきましたが、実は気づいてました。小さな子どもがいても、部屋がおしゃれな人はたくさんいることを。情報源は主にインスタですが、みんなセンス良すぎ。そして植物多すぎ。スマホの画面からマイナスイオンが飛び出してきそう。

素敵なリビング画像を見まくったせいか、はたまた春がきてしまったせいか。心の中のグリーンスイッチが入ってしまい、「#緑のある暮らし」計画を進めることを決意。そして思い立ったが吉日、翌日に梅ヶ丘の「HANACHO」さんまで自転車を走らせました。

新たに迎え入れたのは上写真2つ。大きい方はドナセラの一種で、ソング・オブ・インディアという品種。美しい樹形に一目惚れしました。くねくねと曲がる細い幹は、その名前が示すとおり、異国の歌に合わせて踊っているかのよう。これは購入後にわかったことですが、花言葉は「幸福」と、シンプルに縁起がいいのも嬉しい。

もうひとつの吊り鉢は、エスキナンサス・バリエガータ。なんだか呪文みたいで、これまたエキゾチックな名前です。小さな葉には、絵に描いたような白い斑が入っており、光に透けるととても綺麗なんです。わが家ではダクトレールに吊り下げて、安土草多さんのガラスランプと一緒に愛でています。

さて。部屋にちょっと緑が増えただけで、こんなにもサマになるものでしょうか。全体的にメリハリが出て明るい印象になり、気持ちまでトーンアップしてきます。わが家ですくすくと育ちますように。というか、枯れませんように。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

記事一覧を見る