誰にでも、忘れられないラブストーリーがある #深夜のこっそり話 #1090

彼氏が欲しい、恋愛がしたい、ときめきたい、と本連載に綴り続けて、早4年。4度目の桜の季節を迎えた先月、ある映画が公開20周年を迎えた!という記事を発見。その作品とは、『恋のからさわぎ』(原題:10 Things I Hate About You)。1999年3月に公開された当時はアメリカに住んでいたのですが、この映画の異様な人気ぶりを今でも鮮明に覚えています。

アニバーサリー記事に掲載されていた名シーンの画像を見て、エモーショナルにならずにいられるわけもなく。当時は人気の理由を深く考えたこともなかったのですが、今振り返ってみると、ヒロインの恋の相手を演じた故ヒース・レジャーの凄まじい色気、ポエムでの告白とツンデレな内容など、女子の心を刺激するポイントは山ほど。個人的にもっとも秀逸だと感じるのが、ヒロインの絶妙な“フツー感”。とびきりかわいくもないがどこかオーラがあり、人気者の妹と比較されがちな、地味な秀才で変わり者。そんな主人公を演じたジュリア・スタイルズがこれまたハマり役で、この作品を機にスターダムにのし上がりました。

90年代のロマコメを彩ってきた女優といえば、メグ・ライアンやジュリア・ロバーツ、ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、サンドラ・ブロックなど、泣く子も黙るビッグネームがずらり。それぞれクセが強めなキャラクターをコミカルに演じきっていましたが、素材がいいから、どうしたってかわいくなってしまう。ヒロインが美人だとハッピーエンドのありがたみも半減するものだが(私だけ?)、その点、『恋のからさわぎ』は120%ハッピーになれる(失敬)。まだ観たことがない人は20周年の今、ぜひ!

そんなこんなを考えていたら、最近めっきりロマコメ不足!と自覚。いつかの誰かから聞いた「ラブストーリーでときめくことも女子度アップに効果的!」なんて言葉を思い出し、今週末はオールナイト鑑賞会を決意。ロマコメの帝王ヒュー・グラントにときめく♡3部作は『フォー・ウェディング』、『9か月』、『恋するための3つのルール』。「ときめきが足りない!」と嘆いている同志も、一緒にロマコメ活動はじめましょっ。

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ライターNAKANISHI

セレブニュース担当。好きなセレブはマライア・キャリー、タイプはキアヌ・リーブス。運命の恋を探し続けてうん10年、取り柄はプラス思考。