「お夜つ」の時間 ── 六花亭のポテチですって!? #深夜のこっそり話 #1158

ある日ぼんやりとインスタを眺めていたら、友人がポストしたストーリーに目がとまりました。どこか見覚えのある色鮮やかな草花のパッケージに「六花亭のポテチ」というテキストが。そうだこの絵柄、六花亭の包装紙だ!

六花亭といえば、まず頭に浮かぶのはマルセイバターサンド。今や全国民に愛される、幸福の代名詞のような味です。北海道を代表する名菓を生んだ老舗が、実はスナック菓子も作っていたとは! 中身を見ずともそそられます。

すぐさまネット検索したら、残念ながらそのポテチが買えるのは北海道内の限定店舗のみ。それでも諦めきれず、図々しくもストーリーをアップした友人に「それめっちゃ欲しいー!」とメッセージを送ってみました。そしたらなんと、たくさんあるからおすそ分けしてくれるとのこと。ありがたや〜(涙)。

というわけで、北の大地へ行かずして六花亭のポテチをゲットできました。パッケージにはロゴも商品名も一切ありません。ほのぼのとした草花の絵柄が実に素敵です。前述の通り六花亭の包装紙でおなじみのこのイラストは、北海道出身の画家、坂本直行さんによるデザイン。賞味期限が切れる寸前まで食べずに飾っておきたいところですが、誘惑には勝てませんでした。

ポテチそのものは、ギザギザカットで厚みのあるタイプです。原料はジャガイモ、こめ油、食塩のみ。パッケージだけでなく中身も自然派なのがこれまた素敵です。口に入れるとパリッと軽やかな食感。油っぽさはなく、イモ本来の味がふわりと引き立ちます。塩だけのシンプルな味がぐいぐい後を引き、手が制御不能状態に。

夜の11時。大好きなドラマ「相棒」の録画を観ながら、横になって無意識にポテチをつまんでいたら(なんという醜態)、ほぼ完食してしまっていた。そのとき偶然にもテレビで流れていたのは、水谷豊さん演じる杉下右京が「あなた、恥を知りなさい!」と犯人に一喝するシーン。思わず背筋が伸びちゃいましたよね……。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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