ゴルチエのショー会場はシャトレ座。1862年から続き、オペラやバレエなどが行われるコンサートホールです。
往年のトップモデル、エリン・オコナーはメンズモデルのマックス・フィエスキと共に登場。かっこいいっす。
あらゆる人種、年齢、そしてジェンダーのモデルが登場したゴルチエのショー。皆一様に自身に満ち溢れた表情で“ストライク ア ポーズ”。かっこ良すぎる。
ゴルチエのショーといえばこの人、ディタ・フォン・ティース。何度かショー会場で見かけたことありますが、いつ見ても完璧なプロポーションとヘアメイクで、まさに生けるピンナップドールのよう。
同じくゴルチエのミューズのひとり、スペイン人女優のロッシ・デ・パルマ。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ペドロ・アルモドバル監督作品に数多く登場し、ファッション界でも80年代を象徴するアイコンのひとり。
「禁煙? 何それ?」と聞こえてきそうな見事なふかし煙草姿を見せてくれたのは、スキャンダルを地でいくフランス人女優のベアトリス・ダル。
ゴルチエをはじめ、ティエリー・ミュグレーやアズディン・アライアといった80年代を代表するレジェンドデザイナーたちに愛されたミューズ、ファリーダ・ケルファ。私が憧れるモデルの一人。さらりとクチュールを着こなす姿、痺れます。
同じく80年代のミューズ、パット・クリーヴランドを母に持ち、自身もモデルとして活躍するアンナ・クリーヴランド。彼女のウォーキングは本当に面白い。興味があれば、YouTubeなどで探してみて下さい。
以前のSKBでも書いたのですが、今パリではヴォーギングシーンが熱い。そのムーブメントの立役者がこの人、キディ・スマイル。数々のボールルームで鍛え上げてきた、貫禄のウォーキングです。
思わず「ぎゃ!」と声が出そうになるミニドレス姿を披露したのは、ご存知アマンダ・レア様。ムキムキのメンズモデルに抱えられド派手に登場。仕上がってますね〜(全体的に)。
ショーの最後はボーイ・ジョージのパフォーマンス。紅白歌合戦と吉本新喜劇が同時にやってきた、くらいの晴れやかさです。
アフターパーティーの様子もちらり。こちらはショーでも登場したモデルのアルヴァロ・シルヴェイラくん。
左のモデルを見て「あれ、見たことあるかも?」と思った人はかなりのマニア。ゴルチエのショーや広告に度々登場し、ピエール・エ・ジルのミューズでもあるモデルのヴィクター・ウェインサント。右は彼の友人で、ダンサーのレア・ヴラモス。
今パリで最も注目を集めるメンズデザイナー、ルドヴィック・デ・サン・サーナン。ショーではこのほかに、高田賢三氏やニコラ・ジェスキエール、ジバンシィのクレア・ワイトケラーなどの姿も。
今回のショーでファーストルックで登場したイッサ・リッシュと、すでにトップモデルの風格漂うポール・ハメリン。仲良いですね〜。
ゴルチエのショー会場はシャトレ座。1862年から続き、オペラやバレエなどが行われるコンサートホールです。
往年のトップモデル、エリン・オコナーはメンズモデルのマックス・フィエスキと共に登場。かっこいいっす。
あらゆる人種、年齢、そしてジェンダーのモデルが登場したゴルチエのショー。皆一様に自身に満ち溢れた表情で“ストライク ア ポーズ”。かっこ良すぎる。
ゴルチエのショーといえばこの人、ディタ・フォン・ティース。何度かショー会場で見かけたことありますが、いつ見ても完璧なプロポーションとヘアメイクで、まさに生けるピンナップドールのよう。
同じくゴルチエのミューズのひとり、スペイン人女優のロッシ・デ・パルマ。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ペドロ・アルモドバル監督作品に数多く登場し、ファッション界でも80年代を象徴するアイコンのひとり。
「禁煙? 何それ?」と聞こえてきそうな見事なふかし煙草姿を見せてくれたのは、スキャンダルを地でいくフランス人女優のベアトリス・ダル。
ゴルチエをはじめ、ティエリー・ミュグレーやアズディン・アライアといった80年代を代表するレジェンドデザイナーたちに愛されたミューズ、ファリーダ・ケルファ。私が憧れるモデルの一人。さらりとクチュールを着こなす姿、痺れます。
同じく80年代のミューズ、パット・クリーヴランドを母に持ち、自身もモデルとして活躍するアンナ・クリーヴランド。彼女のウォーキングは本当に面白い。興味があれば、YouTubeなどで探してみて下さい。
以前のSKBでも書いたのですが、今パリではヴォーギングシーンが熱い。そのムーブメントの立役者がこの人、キディ・スマイル。数々のボールルームで鍛え上げてきた、貫禄のウォーキングです。
思わず「ぎゃ!」と声が出そうになるミニドレス姿を披露したのは、ご存知アマンダ・レア様。ムキムキのメンズモデルに抱えられド派手に登場。仕上がってますね〜(全体的に)。
ショーの最後はボーイ・ジョージのパフォーマンス。紅白歌合戦と吉本新喜劇が同時にやってきた、くらいの晴れやかさです。
アフターパーティーの様子もちらり。こちらはショーでも登場したモデルのアルヴァロ・シルヴェイラくん。
左のモデルを見て「あれ、見たことあるかも?」と思った人はかなりのマニア。ゴルチエのショーや広告に度々登場し、ピエール・エ・ジルのミューズでもあるモデルのヴィクター・ウェインサント。右は彼の友人で、ダンサーのレア・ヴラモス。
今パリで最も注目を集めるメンズデザイナー、ルドヴィック・デ・サン・サーナン。ショーではこのほかに、高田賢三氏やニコラ・ジェスキエール、ジバンシィのクレア・ワイトケラーなどの姿も。
今回のショーでファーストルックで登場したイッサ・リッシュと、すでにトップモデルの風格漂うポール・ハメリン。仲良いですね〜。
飛行機の中からこんばんは、パリ取材のこぼれ話です。今回の滞在スケジュールでは、メンズ、オートクチュール、ハイジュエリーを中心に取材してきました。
書きたいことはいっぱいあるのですが、何はなくともあのお話。ショー開催の1週間前に発表されたジャン=ポール・ゴルチエの引退は、優雅なオートクチュール ファッションウィークに衝撃を与えました。
プレタポルテが休止した今なお、日本でもファンが多いジャン=ポール・ゴルチエ。もちろん、その人気はフランス本国でも高く、一人のデザイナーであると同時に、オートクチュール、もといフランスの文化を体現する存在として愛されています。
そんなレジェンドの最後のステージを見逃すわけにもいかず、2ヶ月前から予約していたピアノのリサイタルをキャンセルして会場へと向かいました。
普通のファッションショーは、長くても10分から15分程度なのですが、なんと今回のゴルチエは述べ45分。その半分は、デザイナーと縁の深いアーティストたちによるライブパフォーマンスです。
当然モデルも豪華で、ベラ・ハディッド、ジジ・ハディッド、ジョルダン・ダン、ウィニー・ハーロウなど、ヤングセレブリティたちも登場しました。
ただ、愛国心が強いフランス人のこと。会場が揺れるほどの喝采に包まれたのは、ディタ・フォン・ティースやロッシ・デ・パルマ、アマンダ・レア、ファリーダ・ケルファ、キディ・スマイル (フランスのアンダーグラウンドシーンを牽引するクラブパフォーマー兼パーティオーガナイザー) など、ゴルチェを象徴するミューズたち。皮肉に聞こえますが、それは当然のこと。ゴルチエにとって最も大切なのは、フランスの伝統と文化、マジョリティとは異なる個性を持った人たち、多様な美のあり方、そしてユーモアのセンス。ボリューミナスなボディの年配の黒人女性や、煙草をふかしたグラマラス熟女(またの名をベアトリス・ダル)が悠然と歩く姿の美しいことといったら。
驚きあり、笑いあり、歓声や口笛あり、そして涙ありのスペクタクル。フィナーレはボーイ・ジョージのパフォーマンスで幕を閉じます。50年という歴史に区切りをつけたゴルチエ氏。その偉業の重みを噛みしめながら拍手を送るうちに、何故か感傷的な気分になりました。ありがとう、ゴルチエ。お疲れ様でした、ゴルチエ。
ちなみに、オートクチュールショーの休止を発表したゴルチエですが、何か違うアプローチで今後新しいプロジェクトが控えているとのこと。次はどんなアイデアで感動させて(笑わせて)くれるのか、楽しみでなりません。