2020.10.23

“新麦”パンで、待ってるよ! #深夜のこっそり話 #1332

新米に新蕎麦、さらには、ボージョレーヌーヴォーまで。秋はその年の豊穣を祝い、初ものを食べるのが楽しみな季節です。それらを扱った商品や、店頭でののぼりを見る度に「あぁ、秋だな」としみじみ感じいってしまいます。また、初ものを食べながら、今年を振り返り、残り数カ月のことを考え、来年に向けて思いを馳せる。そんな時間が好きです。

そして、ここ数年、秋のおいしい初もの巡りに、新しい仲間が加わりました。国産の新麦を使った、新麦パンです。

“新麦”とは、その年に穫れた小麦をすみやかに製粉した小麦粉のこと。訪れたのは、国産素材を使ったパンを楽しめることで人気のパン屋「365日」の姉妹店、「365日とCOFFEE」。

バゲット、食パン、“甘パン”まで、新麦を使ったメニューが揃い踏みです。私はあえて、普段の味わいと食べ比べるべく、いつもの定番メニューをイートイン&テイクアウト。

一番の違いはその香り。挽きたてのフレッシュな小麦で作られるパンたちは、いつもより風味豊かで香り高い。特にバゲットや食パンなどは、まるで香りオーラをまとっているかのようで、食べる前に何度も匂いを嗅いでしまいました。パンの匂い、小麦の香りが好きな人にはたまりません。

お店によると、新麦の入荷が終わり次第終了し、通常の小麦粉に戻ってしまうとのこと。季節限定のおいしいパンを求めて、訪れてみてはいかがでしょうか。

なお、日本全国で収穫された“新麦”を味わい、自然の恵みに感謝を捧げることをテーマに掲げている「麦フェス」のサイトでは、365日の姉妹店、「ジュウニブン ベーカリー」の限定ボックスも販売中。新麦を使ったパンも入っているので、ショップに足を運べない人にはおすすめです。

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エディターYOSHIMURA

食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。

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