2020.07.19

持っててよかった! マイヴィンテージ・ジュエリー #深夜のこっそり話 #1297

オンライン上で人と会うことが日常化し、顔まわりに気合いが入る今日この頃。とはいっても家にいるのにばっちりメイクしようという気分にはなれず、かわりに「アクセサリーで盛る」ことばかりに頭を捻っています。特に今ハマっているのがネックレス。ここ数年はビッグイヤリングに夢中だったこともあり、首もとはあえて何もつけない主義を貫いてきましたが、「モニター映え」を意識するとデコルテがどうも寂しい。というわけで引き算はいったんやめにして、ネックレスを重ねづけする方向に切り替えました。これを機に新たな出合いを求めようとも考えましたが、はやる気持ちをぐっと抑えてまずは手持ちのアイテムを見直すことに。ジュエリーボックスで長年眠らせていて、ほぼ忘れかけていたピースと再会できました。今宵はその「お宝」を二つ紹介させてください。

ひとつめは、カルティエの「ディアマン レジェ」。二十歳の誕生日に両親がプレゼントしてくれたものです。ストリート一辺倒だったその頃の私はほとんど身につけることなく、15年間も寝かせてしまいました。ピンクゴールドの繊細なチェーンとひと粒ダイヤが織り成すシンプルな輝きは、さりげなくも上品な印象を与えてくれます。今となってはデイリーのマストハブ。どんなネックレスとも相性がいいので、重ねづけにも重宝します。

もうひとつは、クルーガーランド金貨のペンダントネックレス。これもずいぶん前に母から譲り受けたものですが、ネックレスに興味がなかった私にはまさに豚に真珠でした。このたびの再会を機にこのネックレスの価値に気づき、以来ヘビーユースしています。これがリアルでも画面越しでもかなり好評。スタイリストさんやデザイナーさんなどファッションプロの方々に「そのネックレスどこの?」とよく聞かれます。何年も放っておいたくせになんですが、大事にとっておいてよかったと悦に入りました。

最近は、ブラウスにこの二本のネックレスを組み合わせるのがお気に入り。ウェブ会議のときはさらに太めのチェーンを足してみたり、華奢なデザインのものを複数レイヤードしてみたり。気分次第でいろんなバリエーションを楽しんでいます。ジュエリーがスタイルづくりに欠かせなくなってきた三十代。タイムレスな魅力を放つ二本のネックレスは、マイヴィンテージとして大事に育てていきたいです。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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