非常時だからこそ、機嫌よくいられるための処方箋 #深夜のこっそり話 #1307

リモートワークが中心の毎日です。それはとても恵まれていることだと自覚しながらも、なんとなく鬱々としてやる気がでないことも。体調管理もですが、最近は心のケアも必要だなと感じて、家にあった吉本ばなな著『「違うこと」をしないこと』(角川書店)を読み返して、やりたいことをやる、とはちょっと感覚的に違う、自分の直感に素直に行動する、ニュートラルに戻るヒントをもらってざわざわとした心を落ち着かせました。
さらにそんなムードが呼び寄せたのか、本屋でビビッときて手に取ったのが、坂口恭平さんの新刊『自分の薬をつくる』(晶文社)!

内容は、2019年に実際に行ったワークショップがベースとなっていて、「劇団坂口病院」という架空の治療院という設定のなか、22名の患者役の参加者の症状を聞き、著者の坂口恭平さんが医師となり、診断し処方箋を出すというものなのですが、その解決策の提案がとにかく面白い! 自身の携帯電話の番号を公開し2012年から行っている電話相談「いのっちの電話」で2万人の声を聞いて見えてきたこと、躁鬱病だった坂口さんの体験を織り交ぜた内容から直感で繰り出す、一見突飛にみえる希望を与える方法はだれもが自分事としてとらえられ、勇気をもらえそうです。

タイトルにある自分の薬をつくる、とは安定して機嫌よく毎日を送るための処方箋。“人の言葉を勝手に予測しないこと”、“嫌いなことを、一カ月でいいから一回もやらないでみる”、“ほとんどの人が同じようなことを抱えていて、しかも抱えているのは自分だけだと思い込んでる”など心に響く金言に溢れていて、新しいことができそうなやる気とパワーもわいてきます。詳細はぜひ読んでいただきたいですが、非常時だからこそ大切にしたい、自分の保ち方、早速毎日の生活に取り入れ実践してみたいです。

機嫌よく過ごすには? 2020年末に大変革期が訪れる、星の動きも合わせてチェック!

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エディターSUGAWARA

ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。

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