2020.11.22

今必要なのは、センスのいい花と花器 #深夜のこっそり話 #1345

夫が出張で福岡に行くというので、「お土産何がいい?」と聞かれてもいないのに「ブルーモで花瓶買ってきて!」と前のめりにお願いしました。以前仲良しのスタイリストさんに教えてもらって以来ずっと気になっていた、ヴィンテージ花器を中心に取り扱うセレクトショップです。インスタに投稿される個性豊かな一点ものの花瓶や鉢の写真が毎回あまりにおしゃれなので、近々絶対に行きたい! と思っていたところ、夫に先を越されてしまいました。

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それから数日後、大量の「博多通りもん」とともに我が家にやってきたのが写真のガラスベース。1970年代初頭にドイツで作られたヴィンテージ品です。くびれのあるなめらかな曲線のフォルムにはクラック加工が施されていて、それが実に繊細な表情を見せます。この写真では伝わりづらいかもしれませんが、光が反射するとキラキラと水面のようにきらめくんですよ。花がなくても十分オブジェとして成立する佇まい。ですがもちろん、花の美しさもしっかり引き立ててくれます。

お気に入りのフラワーショップ「マルタ」(@maisonmalta)で見繕ってもらった花を飾ってみました。ダークで肉厚な花びらを持つオンシジューム ワイルドキャット。その毒気のきいた容姿とは裏腹に、優しく甘い香りが漂います。そして花瓶との相性も抜群! リビングに置いてみると、部屋全体がピリッと引き締まった印象になりました。いつも子どものおもちゃと本でゴチャついた空間なのですが、センスのいい花と花器があるだけでしゃんとした気持ちに。この機会に、連休は外出を控えて部屋の片付けにマジメに取り組むことにします。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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