プチ・ご自愛に開眼 #深夜のこっそり話 #1416

引き続き、オンライン会議やリモート打ち合わせの多い日々を過ごしています。ラップトップに角度をつけたことで姿勢はだいぶ改善されたものの、私もストレス社会で働くひとり。首筋や肩がカチコチ、なんて時はリファのローラーでゴロゴロやりながら、「ここまで放置しなければよかったー」と反省……。

そんな折、私以上に忙しそうな先輩から勧めてもらったのが、この春デビューしたTAO GARDENの「ヴィーガンバーム レスキュー」。ハーブや薬草を扱うトリートメントサロン・ナチュラルスピリットが開発した、100%植物性のボディバームです。

価格は50g5,720円。オーガニックまたはそれに準ずる原料のみが使われているそうです。

主に使われているのは、「ガウルテリアフラグランチシマ」という聞きなじみのないハーブ。過酷な環境に生きる植物ってパワフルですが、こちらもヒマラヤの高地で育つ植物で、チベットでは古くから関節痛、筋肉痛、リウマチなどの民間療法に使われてきたのだとか。

私は塗り薬や貼り薬によくある“いかにも”な強い香りがかなり苦手なのですが、こちらは、ユーカリやセイロンニッケイ(シナモンの原料)がブレンドされていて、すっきりしつつもかすかに甘くスパイシー。香りってデイリーに肌に乗せて使うものには大事なポイントですよね。そして、肌にのばすとほのかにじんわりして気持ちが良い(※個人の感想です)。マッサージをタスクか苦行のように捉えているふつつか者には、この香りと使用感、いいモチベーションアップになってくれています。

ミツロウ不使用、ヴィーガンワックスのみで作られています。体温でするりと溶ける、なめらかなテクスチャー。


首すじにバームを塗り込みながら思うのは、頼りになるツールやプロの技もいいけれど、まずは自分が自分と向き合うこと、ってやっぱり大事なんじゃないかな、ということ。ショッピングやアニメ鑑賞など、“がんばったご褒美”はさんざんしてきたものの、人生も半ば、メールや手紙の相手にはすんなり送れる「ご自愛」という言葉、そろそろ自分に向けてみてもいいのかしら、と思い始めたところです。

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エディターMATSUE

モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。

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