ファッション、ライフスタイルともにサステイナブルが必須!な世の中になってきていますが、先日伊勢丹新宿店のリ・スタイルの取材に伺った際に聞いて、これは使える!と思ったのが洋服の「黒染めサービス」。
着古したお気に入りの服を、黒く染めて服を生まれ変わらせる、というアップサイクルで「KUROZOME REWEAR」と題し、春から展開スタートしているそう。協業するのは、日本の伝統的な正装である黒紋付だけを100年間染め続けた京都の老舗黒染め屋「京都紋付」。
長年培った黒染技術により色むらや色落ちがないばかりか、独自の深黒加工により、洗濯してもまったく色落ちすることがないのだとか!
写真だと見えにくいかも?しれないですが、黒ずみが気になりクローゼットで眠っていたTシャツ。黒染めサービスは天然素材100%が推奨されていて、とくに綿、麻が染めやすくおすすめだとか。まずはTシャツでチャレンジ!
早速家に帰り、クローゼットで見つけたのが、襟元の黄ばみや全体的な黒ずみが気になり、しばらくタンスの肥やしとなっていたお気に入りのデザインTシャツ。どんな風に上がってくるのだろう?とちょっと不安と期待がまざりつつ、このままにしていても、という思いが背中を押し、えいやっとだしてみたのですが、約1か月後に上がってきました。
Tシャツの場合、黒染めは¥2,750~(税込み)、約1か月ほどで仕上がります。まったく想像していなかったのですが、白ステッチが効いて新鮮! マイ定番のデニムにも愛称よし。
まず感じたのは、モード感を感じる深い黒、そして風合いがなんともよい。そして驚きなのが意外なことにステッチが白く残り、新しい印象に生まれ変わったこと。ここが白くなるんだ!というサプライズ感もまた楽しい。
私の場合、気に入ると毎日のようにガンガン着て、泣く泣くお別れすることが多かったので(それでも粘って2~3年ほど、限界まで着てからですが)、こんなアップサイクルがあるのね、と目からうろこが。白だけでなくちょっとしたシミや汚れが気になる色物や、ウェディングドレスを日常に着るという選択肢も!
黒染めサービスは、三越伊勢丹の専用ホームページから申し込みできるので、気に入った服を末永く愛するという新たな手法は、服ラバーにこそぜひ挑戦してほしいです!
ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。