素敵な出合いとは突然やってくるものです。ある日、PRの方と電話で打ち合わせをしていたときのこと。内容が世間話へとシフトし、気がつくと私は、「いいマスクが見つからない」と、こぼしていました。マスク生活がはじまって長いこと経ちますが、これ!といったベストを見つけられずにいたのです。するとなんと、彼女自身がオリジナルマスクを販売されているとのこと!
デニム風スター柄は、M・Lサイズで展開。マスクの種類によってはキッズサイズもあるので、家族でリンクコーディネートを楽しむのもよさそう!
オリジナルマスクを取り扱うライフスタイルブランドを立ち上げたのは、glamourizeの芦川さん。聞けば、昨年のマスク不足の折、手作りマスクをインスタグラムにアップしたところ、多くの問い合わせが入り商品化に至ったそうです。服飾専門学校を卒業された芦川さんのこと、もの作りに関する審美眼には信頼を置いていたため、早速取り寄せて使ってみたら、マスク探しの旅にぴたっと終止符を打つ仕上がりでした。
ここ一年、ありとあらゆるマスクを試すうちに、自分がマスクに求める条件もなんとなく見えてきました。ざっくりまとめると、
- 肌触り
- 上げ下げがしやすい
- 繰り返し使える
- フォルム
なのですが、これら全てを兼ね揃えているものがなかなかない。不織布タイプは上げ下げしやすいけれど、毛羽立つし肌荒れにつながる。肌に優しい素材の布製に変えたら話す度に口について、内側にリップの痕跡が残る(マスクでもリップはする派です)……。あちらをとればこちらがダメでと、トライ&エラーの無限ループ。
その点、このプリーツマスクは、全てを満たしていたんですよね。素材はコットン100%のダブルガーゼ。ずっとなでなでしていたくなる、なめらかな肌触りです。プリーツなので内側に空間ができてリップがつきにくいうえ、仕立てがよいのか何度上げ下げしてもヘタレません。また、マスクを下げたときも、布地が顎元でもたつくことなく、スマートな佇まい。日本の縫製工場で、職人によりひとつひとつ丁寧に作られたものと聞いて納得です。また、ソフトゴムを使用しているので、長時間つけていても耳が痛くならないのも◎。
人とかぶらないデザインもうれしいポイントです。私が選んだのは、デニム風のプリントにスター柄をあしらったもの。ガーゼ素材なので柔らかく顔なじみもよいせいか、柄物が顔の下半分を占めても不思議と浮きません。
プリーツマスク(デニム風スター柄プリント)¥1,320、トートバッグ ¥4,950〜 ※バッグは8月末に発売予定。サイズによってはマチ無し
そして、何よりも「まぁ!」と、胸が高まったのは、マスクとお揃いの素材で作ったトートバッグ。上述のマスク4カ条を叶えつつ、その5として、マスクとバッグをコーディネートする愉しさも提案してくれます。バッグもマスクを作っている工場で作られたもの。見た目はしゅっとしているのにマチもあり収納力もばっちり。ふんわりしたパンなどを入れてもつぶれる心配は無用。折りたたむとコンパクトになるので、持ち歩きのエコバッグとしても優秀です。
オンラインサイトをのぞいたところ、アートなドット柄に、カモフラ柄、肌馴染みのよいくすみ色の無地ものなど、ラインナップが増えていました! 私は秋に向けて、赤・グリーンの色違いでタータンチェック柄をオーダーしようと画策中です。意外と売っていない布製のプリーツマスク。まだまだ続きそうなマスクライフのバディとして迎え入れてみてはいかがでしょうか。
「YUKO ASHIKAWA DESIGN」
https://yukoashikawa.official.ec/
食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。