2021.09.05

ずっと大好き、“あめ玉みたいなもの” #深夜のこっそり話 #1447


歳を重ねるにつれ、素敵なものに新たに出合う喜びに加え、ずっと変わらず好きでいるものに気が付く瞬間にも、喜びを感じるようになりました。例えば私の場合は、あめ玉のようにカラフルで透明感のあるもの。気がつけば集めてしまう“あめ玉みたいなもの”を並べて眺めるたび、自分の中の変わらない部分を実感できる気がするんです。こだわりや趣味といってしまうと何だか強すぎる気がするので、それよりももっと意識せずに手に取ってしまうような、癖といったニュアンスが近いかもしれません。

ぽわにえカップ ¥4,400/Minako Nagamachi
ぽわにえカップ 各¥4,400/Minako Nagamachi

先日も“あめ玉みたいなもの”に出合い、またまたコレクションに追加してしまいました。SPURのコレクションスナップでもお世話になったフォトグラファーのミトグラフさんがインスタグラムで紹介していた、ガラス作家の長町三夏子さんのグラスです。

360度どこから見ても美しい!
360度どこから見ても、影までも美しい。

もう、完璧にツボをつかれました。色とりどりのガラス、見る角度によって異なる表情を見せてくれる透明感、そしてひとつとして同じものがない造形の個性……。思わず口に入れたくなる(!)、理想的な“あめ玉みたいなもの”です。バイカラーの組み合わせがたくさんあるので、悩みに悩んで結局大好きな色の組み合わせであるピンク×グリーン、ブルー×ブラウンの2点をお迎えしました。

飲み物を入れるとまた違った表情を見せてくれます。最近ハマっている氷出しの緑茶と、濃いめのカルピスでデスクワーク中の水分補給を。
飲み物を入れるとまた違った表情を見せてくれます。最近ハマっている氷出しの緑茶と、濃いめのカルピスでデスクワーク中の水分補給を。

色×透明感というのに惹かれるのは、おそらく幼少期のご褒美だったあめ玉だったり、きらきらのヘアゴムが心の奥にあるからだと思います。大人になった今はあめ玉やヘアゴムだけでなく、食器やジュエリーでも取り入れることができるのが嬉しい限り。気がつけば普段ヘビロテしているジュエリーも色石だらけです。

上から時計回りに紹介します。母から受け継いだヴィンテージのピアス。ルビーの3連ピアス、さまざまなカラーストーンが連なるシングルピアス×2、大振りのアメジストのリングは全てコツコツ集めたartida oud。「セーラーマーキュリーのティアラみたい♡」と一目惚れしたのは、MOTHER HOUSEのブルートパーズのリング。
上から時計回りに紹介します。母から受け継いだヴィンテージのピアス。ルビーの3連ピアス、さまざまなカラーストーンが連なるシングルピアス×2、大振りのアメジストのリングは全てコツコツ集めたARTIDA OUD。「セーラーマーキュリーのティアラみたい♡」と一目惚れしたのは、MOTHERHOUSEのブルートパーズのリング。


最近は「SDGs」の普及とともに、さまざまな考え方で地球環境や私たちが生きる社会を持続可能なものにしていこう、という動きが活発になっていますよね。一人一人ができることは限られているようで、たくさんの方法があります。その中の一つに「変わらず好きなものを、長〜く愛する」というのがあるんじゃないかなぁと思います。私にとっての“あめ玉みたいなもの”は、これからも変わらず愛し続ける要素のひとつ。今まで集めてきたものももちろん大切にしつつ、長く愛せる相棒たちをコツコツと集めていきたいです。

エディターSATOプロフィール画像
エディターSATO

ネイルを塗っている時間が好きです。ポーチ、名刺入れ、スマホケースなど、ついピンクの小物を選びがち。臆病&やんちゃな黒猫2匹が相棒です。

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