本場フィンランドの温もり感じるサウナハットで、もっと整うサウナライフ #深夜のこっそり話 #1574

歴20年超えの、筋金入りのサウナラバーです。ミニマムでも週4回のサ活が欠かせず、何なら、毎日でも。整うためなら、都外への遠征はなんのその。地方を訪れるとき、まず探すのは宿泊地周辺のサウナ情報といった具合。そんな私のサウナライフの相棒として、絶賛活躍中なのが、「ヴィヒタタオル」のサウナハットです。

(上)フィンランドの湖の色にインスパイアされた、水色の「ヤルヴィ」(下)緑の「ヴィヒタ」は、フィンランドのサウナに欠かせないアイテム、白樺の若い枝葉を束ねたヴィヒタをイメージ サウナハット 各¥5,170/ヴィヒタタオル

経験値が上がると、よくいえば好みが、悪くいえば行き過ぎたこだわりが出てくるのは人間の性。水風呂の温度から、サウナ室の間取り、湿度やなにやらに一家言ありで、ちょっとめんどくさい人になりかけていました(笑)。

昨今のサウナ人気とともに見かけるようになったサウナハットに対しても、“新参者”として、私のまわりのサウナ仲間の間では「あれは、ビギナーがかぶるもの」と、頭皮を熱から守るという効果などをまゆつばもの扱いする始末。

そんなある日、「いかに、サウナが人生をポジティブにするか」と説き伏せ、サウナデビューさせた友人と、久しぶりにサ活へ。そしたらなんと、友人がサウナハットをかぶって入ってきました。割と“ガチ勢”が多いサウナ場だったこともあり、サウナハットをかぶっていたのは彼女のみ。

今までは、サウナハットをかぶった人を見ると、「おおげさな……」と薄目だったのですよね。でも、その友人を見て思ったのは、素直に「あ、可愛い」でした。さらに、いつも5分でギブしていた友人が、10分もサウナのなかにいる。なんなら、表情もどこか恍惚としていて、かつ、涼しげだ!

キンキンに冷えた水風呂に二人で浸かりながら、思わず「それ、どこの?」と聞いて、教えてもらったのが、今回紹介する「ヴィヒタタオル」のサウナハットとの出合いでした。

試しに被ってみると、とても可愛いんですよね。ステッチのかけ方を工夫されているようで、シルエットがシュッとしている。サイズもほどよい。手触りもいい。これは……!と思い、サウナあがりにリサーチ。整っているおかげか、頭は冴え、スマホ操作もどこか機敏です。

テレビを観るときは、つばを折ってかぶっています。


いいものには理由がありました。調べたところ、フィンランド政府観光局のコンセプト監修のもと、今治のタオル職人が作った「ヴィヒタタオル」というブランドのもの。サウナ本場の国のエッセンスが入っていることに背中をおされ、即ポチ。

実際に使い続けると感動がさらに増します。サウナハットをかぶることで、整い方が段違いによくなりました。サウナはどうしても頭部が熱くなりやすいのですが、それを軽減してくれるので、いつもより長い時間サウナに入れます。それまでは、上座(一番上の一番暑いところ)8分×3セットがルーティンでしたが、サウナハットをかぶるようになってから、1セット10〜13分に。目深にかぶれば視界を閉ざしてくれるので、自分だけの“ゾーン”に入りやすいのも◎。私は、ハイトーンのヘアカラーなので、色の退色を防いでくれるのもうれしいおまけです。

この絶妙な色合いが、白樺の繊維を配合した糸を使った生地は吸水性が高く、汗を拭うときの肌触りも抜群! 柔らかくてしぼりやすいのに、洗濯機でガシガシ洗ってもくたびれません。

あまりにも気に入ったので、“色ち買い”で、2色目を購入。私のサウナサイクルだともうひとつ欲しいと考えており、次はオレンジかベージュを狙っています。

そうそう、色合いも推しポイントで、フィンランドの豊かな自然を表現したニュアンスのあるアーシーなカラーは、木目調のサウナ室のなかで、浮くことなくなじみます。フィンランドのサウナで見かける白樺の若枝を束ねたヴィヒタ(緑)や、湖(フィンランドには約18万8000もの湖があるとか)をイメージしたヤルヴィ(水色)など、色の名前が、フィンランドの自然にちなんだフィンランド語なのも、ストーリーを感じていいですよね。

流行るものには理由がある。“食わず嫌い”はよくないと、サウナハットをかぶりながら、ひっそり反省会をするのでした。次に狙いを定めている、北海道のサウナを巡るサ旅の相棒にしたいと思います。

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エディターYOSHIMURA

食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。

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