ぽっこりお腹と向き合うために。運動嫌いが腹をくくって始めたこと #深夜のこっそり話 #1746

長年の運動不足がたたって、10年前から愛用しているジーンズのボタンがいよいよしまらなくなってしまいました。巷でよく耳にする、下腹部ぽっこり現象です。テレビ番組やCMでみかけるたびに、自分も秒読みだとは思っていたけれど、いざ実際になってみるとシンプルにショック。「このボタンがしまるうちはまだイケル」。ずっと心の支えにしてきたのに、桜散る頃、ついに最後の砦を失ってしまいました。もうすぐ夏なのに!

焦っていたところ目に留まったのが、郵便受けに入っていた近所のスポーツジムのチラシ。「春の入会キャンペーン! ゆるジム族募集中!」と元気いっぱいのフォントで、桜のイラストとともにデカデカと書かれていました。キャンペーン期間中に申し込むと月会費は半額以下、初回登録料もゼロ円と超お得。しかも面倒な手続きはオンラインで完結するそう。気がついたら、あれほど嫌だったはずのジムに入会してしまっていました。晴れて(?)、“ゆるジム族”の仲間入りです。

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ジム通いのお供は、アーティストのジョアナ・シュマリさんの作品をプリントしたトートバッグ。過日のKYOTOGRAPHIEの展示を観てファンになりました。

これでもいちおう、学生時代は水泳が得意だったんですよ。長年スイミングスクールにも通っていたし、うん十年も前の話だけれど琵琶湖で遠泳した経験だってあるんです。上田美和先生の『ピーチガール』は当時のわたしのバイブルでした。関係ないですが。

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数年前に長男の親子スイミングデビュー時に購入したアリーナの水着。親子スイミング卒業後はタンスの肥やしになっていたのですが、再び日の目を見ることに。

ジム初日。わずかな自信を頼りに、久しぶりに25mプールのコースを泳いでみました。たった1往復で音を上げそうになりました。うそ。さすがにもうちょっと頑張れるはず。休み休み、苦しさに耐えてなんとか5往復。頭がくらくらする。意識が遠のいていく。あ、ヤバイ。

開始30分でリタイアし、ノリで入会してしまったことを大いに悔やみました。が、ゆるジム族は一度入会すると3ヵ月以上継続しなければならないという契約上の縛りがあります。「全然ゆるくないじゃないですか!」と今更あがいたところで、夏までは続けなければなりません。こうなったら月会費の元を取るためにも、涙をのんで続けるしかない。

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ジム必携グッズは、タオルや水着類、濡れた水着を入れるエコバッグなどなど。ウォーターボトルはジムの入会特典でもらったもの。

それ以来、週1くらいのペースで、本当にゆる~く通っています。この程度の運動で、目下の懸案事項である下腹ぽっこりが解消されるとは正直思えないのですが、それでもやはり体を動かすのはいいですね。肉体的な効果はともかく、メンタルの調子が少しよくなった気がします。なんというか、心の中のモヤが少しずつ取れていくような感じ。ぜんぜん認めたくないですが、運動は大事だなと実感しています。

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現在発売中のSPUR7月号。真木あかりさんの下半期占いを読んで鳥肌が立ちました。

そういえば、発売中のSPUR7月号では、真木あかりさんによる2023年下半期の星座占いが特集されているのですが、まさに今現在のわたしの状況が怖いぐらい言い当てられていて、読みながらドキドキしました。一部を抜粋すると、下半期の射手座は健康が重要課題となるため、日常的に続けられる運動を始めるとよいとのこと。なんとタイムリーな話題。ほかにも「もしかして真木さん、わたしのことみてます?」と思うぐらいドキリとするようなことが書かれていて驚きました。キャンペーンに目がくらんでうっかりジムに入会してしまったことを半ば後悔していたのですが、真木さんの言葉を読んで前向きな気持ちに。「単純かよ!」というツッコミは甘んじて受け入れつつ、せっかく始めたジム通い、マイペースに続けてみようと思います。