しかめっ面とサヨナラ。どんな日差しの下でも“おしゃれ顔”になれる【アーレム】のサングラス #深夜のこっそり話 #1764

まだ梅雨入りする前の気持ちのいい時期に、友人と子連れピクニックをしたんです。後日、グループラインに送られてきた写真を見てハッとしました。写真にうつる自分の顔が、ことごとくしかめっ面だったんですよ。油断して帽子をかぶらなかったせいなんですが、眉間に心電図みたいなシワが刻まれていてビックリ。『ミナミの帝王』の竹内力さんでも、ここまで迫力のある表情は出せないんじゃないかと思うほど。「おしゃれなサングラスを買わねば!」そう痛感した数日後、グローブスペックスで手にしていたのは、アーレムのサングラスでした。編集部にもファン多数。フランス人デザイナーのアーレム・マナイ・プラットさんが手がけるアイウェアブランドです。

しかめっ面とサヨナラ。どんな日差しの下での画像_1
アーレムの「Rue du Soleil」。大ぶりのラウンド型がレトロシックな趣。

小ぶりのすっきりとしたメタルフレームに憧れを抱いておりましたが、やっぱりメガネは自分の顔に合わせてしっくりくるものじゃないとダメですね。わたしが選んだのは理想とは真逆の、太いアセテートフレームのラウンド型。1970年代のスタイルにインスパイアされた「Rue du Soleil」というモデルです。過日のKYOTOGRAPHIEで見た写真家のデニス・モリスさんの代表作『Soul Sista(1974)』を思い出す、レトロなデザイン。大ぶりでインパクトはありますが、「Dry Pampas」という落ち着いたブラウンカラーのクリアフレームなので、着けるとすごく肌馴染みがいいんですよ。パンチが効いているのかと思いきや、どこか控えめで知的なムードも漂い、店頭で試着してギャップ萌え。軽やかな着け心地も相まって、「これを買わずして何を買う!」と即決しました。

しかめっ面とサヨナラ。どんな日差しの下での画像_2
上から見るとマットな質感。シャープなフレームのカットも美しいんです。

アーレムの魅力といえば、フランスの職人の手による丁寧なものづくりと、細部に宿るこだわり。なめらかな曲線を描くフレームは下部にかけて緩やかに細くなっていたり、じつはエッジを立たせたカットが施されていたりと、どの角度から見ても美しく、モダンに見えるように仕上がっています。

しかめっ面とサヨナラ。どんな日差しの下での画像_3
テンプル部分の繊細な彫金に惚れ惚れ!

中でも一番グッとくるのは、幾何学模様の彫金が施されたテンプル。横から見たときにわかる、さりげない輝き。決してやりすぎ感のないスマートな装飾に胸を打たれました。ゴールドピアスと合わせたときのモードな相乗効果たるや。まさに、360度抜かりなし!

しかめっ面とサヨナラ。どんな日差しの下での画像_4
付属のメガネクロスには、ブランドゆかりの地であるLAのマップが。デザイナーの遊び心が垣間見れます。

付属のメガネクロスにプリントされた、手描き風のLAマップがまた素敵なんですよ。アーレムさんはフランス人なのに、なにゆえLA?と思うのですが、ブランドスタート時の活動拠点がLAだったそう。購入した人だけがわかるささやかな遊び心に、ますます「好き!」となりました。

タイムレスなデザインと、端々に漂うアーティスティックな感性、そして軽くて丈夫なつくり。編集部のみんなが虜になる理由がやっとわかりました。この夏はもう、どんなにまぶしい日でも眉間にシワは作りません!

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

記事一覧を見る

FEATURE
HELLO...!