【表参道&青山】エディターおすすめスポット「アマムダコタン 表参道」「新建築書店」 #深夜のこっそり話 #1885

展示会の時期になると、表参道や青山に出向く機会が多くなります。今回はその合間でついつい立ち寄ってしまう、食欲と知欲を満たしてくれる私のお気に入りショップを紹介させてください。「アマムダコタン 表参道」と「新建築書店」の2店です。

おすすめスポット① アダムダコタン 表参道

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テラス席でイートインも可。(ワンドリンク制)

福岡の店舗に続き2021年表参道にオープン。アダムダコタンといえばマリトッツォブームの火付け役としても有名でしょうか。日と時間帯にはよりますが、行列に並ばずして買うのが難しいほどの人気ぶり。私も開店時間ととも店に着き40分ほど並んだ経験アリです。そこまでしてもゲットしたいパンたちがここにはある!(余談ですが、オーナーシェフの平子さん、実は生ドーナツが大人気の「I’m donut ?」の仕掛け人でもあるんですよ。)

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売り切れになったパンと入れ替わりに焼き上がった別のパンを補充というルーティンで、1日に約100種類以上ものパンを提供しているそう。

アンティークを基調とした店内には、小ぶりでかわいらしい見た目のパンが所狭しと整列。季節、さらに時間によっても出合えるパンが変化していくので、足を運ぶたび新たな発見があるのはうれしいですよね。店頭に並ぶタイミングが公式Instagramに記載されているパンもあるので、お目当てのパンがある時はチェックしてみて下さい。

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(写真中央)グリル野菜とサルシッチャがサンドされた、定番の「ダコタンバーガー」¥518 もさることながら、(写真右)甘ダレが絡んだ旬の寒ぶりと焼きネギ、レタスにリュスティックの食感が合う「寒ぶりの生姜焼きサンド」¥637 も、ほっぺが落ちるほどの美味しさです。(写真左)ソーセージドッグ ¥529

私にとってパンは、疲労困憊なときの何よりのエネルギーチャージャー。さくっと買って食べられるコンビニで買うことが多いのですが、アマムダコタンのパンを食べた日のHPの回復力の高さたるやひとしおです。サンドバーガー系はもはや1つの料理として完成されているほど。たっぷり詰まった具材とパンを一緒に頬張れば、ワンプレート食べたかのような満足感です。

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人気の「フレンチトースト」¥313 は、1日特性液に漬け込んだパンを長時間バターでじっくり焼き上げることで、カリっ、ジュワっ!な食感を実現。しっとりふわっなチョコパンに珈琲のダマンドをのせた「栗と珈琲のボストック」¥367 は、トッピングされた栗が良いアクセントに。(左の皿左上)チョコパン 水切りヨーグルトバターサンド ¥291、(右の皿)いちごのマリトッツォ 

気になったのが、「栗と珈琲のボストック」を含めいくつかのパンのポップにあった“サステナブレッド”の表記。売れ残ったパンや焼きムラの出たパンを、フードロス削減のため新たなパンとして生まれ変わらせているものだそうです。


アマムダコタン 表参道 SHOP DATA
東京都港区北青山3-7-6
電話番号: 03-3498-2456
営業時間:12:00〜20:00
休店日:不定休(インスタグラムを確認)
Instagram:@amam.dacotan
HP:https://amamdacotan.com/

おすすめスポット② 新建築書店

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もともとは輸入住宅だった建物を2016年にリノベーション。新建築書店がオープンするまでは『新建築』編集部の別館、イベントスペースとして使われていたそうです。

恵比寿のPOSTというブックショップ、ご存知でしょうか。そのPOSTが、雑誌『新建築』を刊行する新建築社と2022年から立ち上げ・運営を行っているのが、青山に位置する新建築書店です。店名から建築の書籍専門の書店だと思われる方もいるかもしれませんが、建築専門書だけではありません。日々建築家がインスピレーション源として様々なジャンルの資料を横断的に見るように、こちらにも新たな視座を与えてくれるアート本が揃っています。

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Carmen Winant / Arrangements ¥9,350 多種多様な資料のページを破りとり、新たな配置・組み合わせで再構成された作品集。思いがけない要素の掛け合わせが、アイデアを生む一助となってくれるかも。

店内は、都市、空間、環境、素材、プロダクト、形状、構造、モノグラフ、アーカイブ、人類学と、建築を始点とした10カテゴリーにエリア分けされた構成に。私がこちらに立ち寄った際1番にチェックするのは人類学コーナーです。ファッション関連のアートブックはこちらに集まっています。写真の『Carmen Winant / Arrangements』も、このコーナーに置いてあったもの。店員さんが本の背景や魅力を語ってくださり購入に至りました。店員とお客さんのコミュニケーションが生まれずらい昨今、新建築書店はこういったお客さんとのコミュニケーションも大切にしているそうです。

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(左から)『crosscurrent magazine issue one』 ¥4,400、『Iwan Baan: Brasilia – Chandigarh Living with Modernity 』¥7,920

直近で購入した2冊。ブラジリアとチャンディガールの風景を切り取った『Brasilia – Chandigarh Living with Modernity』は、“都市”のブックシェルフでぱっと目に入ってきたものを即決で購入しました。ほかの書店と比べてスペースに余裕を持ったレイアウトがされているので、手に取って見やすく、自分好みの本にストレスフリーにアクセスできるのも魅力です。併せて店内では展示、建築家による1日店長、トークショーなどのイベントが開かれることも。建築好きの人にはもちろん、そうでなくとも、建築をきっかけに自身の興味や視座を広げてくれるブックショップ。ぜひ週末にふらっと立ち寄ってみてほしいです。


新建築書店 SHOP DATA
東京都港区南青山2-19-14「新建築 青山ハウス」1F・2F
営業時間:12:00〜20:00
開店日:毎週金・土・日(インスタグラムを確認)
Instagram:@post_architecture_books
HP:https://post-architecture-books.com/

エディターTAJIKAプロフィール画像
エディターTAJIKA

新米エディター。危険ギリギリのラインを攻めた海外一人旅が好き。最近はスパイス料理に沼ってしまい、口内に刺激を求める日々です。

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