【三軒茶屋】ベッドルームが特徴的なリノベーションルーム| 開運スポット近くのこだわりハウスを探せ! トーキョー内見クラブ #12

「三茶」の愛称で親しまれる三軒茶屋。あると便利なチェーン店が一通り揃っているうえ、おしゃれで親しみやすい飲み屋が立ち並び、住むエリアとしてもナイトライフを楽しむエリアとしても、多くの若者から人気を集める街です。田園都市線なら渋谷まで2駅、さらに東急世田谷線なら三軒茶屋駅から山下駅で小田急小田原線、下高井戸駅で京王線と乗り換えができて、交通利便性の高さにも住みよい街である理由がうかがえます。

今回はそんな三軒茶屋に建つ賃貸物件「ハイツ太子堂」の一室を調査! 「こんな部屋に住んでみたかった!」「このエリアって住む場所としてどうなの?」生粋のトーキョーガールであるエディターが、東京中の賃貸物件と周辺の気になるスポットをご紹介します。

高円寺編のキービジュアル

収納スペースたっぷり。物件オーナーの個性とこだわりが光る一室

【三軒茶屋】ベッドルームが特徴的なリノベの画像_2

田園都市線三軒茶屋駅から徒歩4分。今回内見させてもらうマンション「ハイツ太子堂」のエントランスがこちら。1階には幼稚園が構えられています。

部屋の間取り図

部屋に入る前に間取り図をチェック。この部屋のオーナーこだわりのリノベーションがほどこされた部屋だそう。どこがどのように改修されているのか期待が高まります。

それでは、おじゃましま~す!

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まずはリビングを見ていきましょう。天井がむき出しに改装されているため、天高で開放感のある印象です。リビングには木材の温もりを感じられる備え付けのテレビ台が。バルコニーの下は幼稚園の園庭になっており、昼間は子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

キッチン

キッチンは3口ガスコンロと流し台がセパレートで設置。壁際と流し台の上に設置してあるシェルフは、調味料や調理器具を収納するのに便利です。流し台横の台に椅子を設置すれば食卓としても使えそうですね。

そして気になるのが写真右手のスペース。

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リノベーションにより設置されたベッドルームです。リビングより階段2段分高くなっており、モダンなグレーの壁に囲われ心が落ち着く空間になっています。照明付きのシェルフ、そしてダブルのマットレスをはめ込める窪みの下も収納付きなのがポイントです。

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入り口側には掘りごたつ式の小さなデスクが。就寝前の読書や、ちょっとした作業に使えるサイズ感。

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キッチンから玄関に向かう廊下にある、三角形に切り取られた2つの入り口も目を引きます。

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どちらもストレージルームのような造りになっていました。左右にシェルフが備え付けられた小さな保管庫(写真左)と、コートなどの冬服を掛けられるラック付きの納戸(写真右)。収納スペースがたっぷりあるので、物が多い人でも家の中をスッキリ整理できそう。

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ベッドルーム上の梁に埋まっていたのは、なんとコカ・コーラの王冠! 工事に伴い天井を剥がした際に現れたのだとか。リノベーションにより唯一無二のユニークな部屋へと生まれ変わったこの物件は、王冠然り、愛着が湧かずにはいられないポイントがたくさん。見せる収納と隠す収納を使い分けて、住み心地の良い自分流の空間にアレンジを楽めそうですね。

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ハイツ太子堂の外観

三軒茶屋に住むならここに行くべし!

三軒茶屋で暮らすならきっと定期的に通いたくなる、3つの素敵なスポットをご紹介。

太子堂八幡神社

「幸せうさぎ」に会いに行こう。生い茂る天然林が住民のパワースポット

創建年代は不明だが、この地の守り神としてお祀りされたのが始まりとされる太子堂八幡神社。八幡神を氏神としていた源氏の関東での勢力拡大にともない、鎌倉道(鎌倉幕府の御家人が馳せ参じた道)に面していたここ太子堂八幡神社で、源頼義・義家親子が戦勝を祈願、休憩をしたと伝えられている。境内には地域住民から親しまれる幸せを呼ぶうさぎたちの姿も。10月7日(土)、8日(日)には地域を挙げての「たいしどう秋祭り」を4年ぶりに開催。この機会に訪れてみては。

太子堂八幡神社 DATA
東京都世田谷区太子堂5-23-5
電話番号:03-3411-0753
ご祈祷可能時間:10:00〜15:30(要予約)
参拝可能時間:5:30〜19:00

太子堂八幡神社の境内
本殿裏手の東側には樹齢約500年の大楠がそびえ、特別祈願の際にそのパワーを授かることができる。
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ハッピー(左)とラッキー(右)。
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同じ根から二股に別れた「相生の榊」。縁結びのご利益を賜わろう。

Lecré & Parvie(ルクレ & パルヴィ)

ビストロのシェフが手掛ける、週一開店の絶品ベーカリー

今年1月、ビル内のシェアキッチンにオープン。東京のレストランやフランスの「Troisgros(トロワグロ)」で経験を積んだ吉村一平さんと、妻の桃加さんがスタートさせたばかりのベーカリーだ。フレンチの手法を活かしじっくりと作り上げた一平さんのパンと、季節感にこだわった桃加さんの焼菓子が計20種ほどラインナップ。どれもイートイン、テイクアウト可。オンラインでは詰め合わせをオーダーできるので、ぜひ一度お試しあれ。

ルクレ & パルヴィ ベーカリー SHOP DATA
東京都世田谷区三軒茶屋2-11-24 サンタワーズA棟 2F Fort Market 内
営業時間:10:30〜15:00
開店日:毎週金曜または土曜(インスタグラムを確認)
Instagram:@lecreandparvie
HP:https://lecre-parvie.square.site/

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ビルの2階に位置しているため、通りすがりでは気付けない人がほとんどなはず。
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夫婦で月に一度自身の店「Bistro Ippei(ビストロ イッペイ)」も開催。将来は一平さんの地元である熊本で、ベーカリーを併設したレストランを開きたいそう。
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一番人気のキャロットケーキ(¥600)(左)。ピューレはにんじんの甘さが引き出されており、にんじん特有の臭みが苦手な人も美味しくいただける。人気メニューのクロワッサンと同じ生地を使用した栗デニッシュ(¥500)(右)。
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ズッキーニ、なす、パプリカにくわえ、トマトソースの下にソーセージ肉を仕込んだピザ(¥600)。
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鴨のタルティーヌ(¥450)。パンには熊本産の有機小麦を使用したチャバタを、具材にはトマトソースで6時間ほど煮込んだ鴨肉を使用。フレンチの技が利いた一品。

twililight(トワイライライト)

ギャラリーとカフェが併設。ほっと一息つけるブックショップ

感度の高い若者が集う飲食店が立ち並ぶ茶沢通り。その通り沿いのビル内に昨年3月、街の喧騒からエスケープできる書店がオープンした。フリーランスの編集者でもある店主の熊谷さんが、人と緩やかに繋がれる場所を作りたいと、書店、カフェ、ギャラリーを2フロアにわたって展開。海外文学、詩歌、ジェンダーに関する書籍をはじめとしてレコードや雑貨など、熊谷さんが心惹かれたものがセレクトされている。

トワイライライト SHOP DATA
東京都世田谷区太子堂4-28-10 3F・屋上
営業時間:12:00〜21:00
休業日:火・第1,3水曜
Instagram:@twililight_

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店主の熊谷さんのおおらかな雰囲気は、店内の雰囲気にもあらわれている。21時まで営業しているので仕事帰りに寄るのも◎。
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カフェでは、同ビル2階の喫茶店「nicolas」が提供するデザートも楽しめる。
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カフェか店内の商品を購入すれば、気持ちの良い屋上でゆったり過ごすことができる。
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(下)『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント(¥2,310)と『世界に放りこまれた』安達茉莉子 (¥1,430)は、トワイライライトが出版社として手掛けた書籍。(上)優しい言葉で綴られた短歌を楽しめる『満ちる腕』伊藤 紺 (¥2,090)、三軒茶屋を舞台に描かれたストーリーも収録された『ゆうれい犬と街散歩 』中村一般(¥1,210)もおすすめ。

今月の物件
ハイツ太子堂  203号室
住所  | 東京都世田谷区太子堂4-17-10

交通  | 田園都市線 / 三軒茶屋駅駅 徒歩4分
間取り | 1LDK
面積  | 居室54.03㎡
築年数 | 52年(リノベーション工事 2008年2月)
賃料  | ¥198,000
管理費 | なし
敷金 / 礼金 | 1ヶ月 / 1ヶ月
HP   | https://www.bluestudio.jp/rentsale/rs011705.html

Cooperation
ブルースタジオ
https://www.bluestudio.jp/

photography & text : Sana Tajika

FEATURE