見た目もサウンドも期待以上の【Marshall(マーシャル)】ワイヤレススピーカー #深夜のこっそり話 #1892

自宅でデスクワークをするときは、だいたい音楽をかけています。お気に入りのラジオ番組やSpotifyのプレイリストを聴き流しながら、メールを送ったり原稿を書いたり。CDを滅多に買わなくなった今、音楽鑑賞で利用しているのはもっぱらサブスクです。ワイヤレスイヤホンをスマホやPCと接続して聴くことが多いのですが、イヤホンで耳がふさがれてしまうと、ほかの音が入ってきにくいのが気になっていました。とはいえPC内蔵スピーカーでは音質が物足りず、このたび新たに迎え入れたのが、以前からずっと気になっていたMarshall(マーシャル)のスピーカーです。

ギターアンプの王道、マーシャル社のホーム用スピーカー

マーシャルのBluetoothスピーカー「STANMORE III」
マーシャルのBluetoothスピーカー「STANMORE III」¥59,980。クリーム、ブラック、ブラウンの3色展開です。

音楽好きなら、マーシャルという名前を聞いただけでピンとくるはず。ライブ会場のステージで、バンドセットの中に「Marshall」のロゴを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。ロックミュージックを生み出したと言っても過言ではないほど、黎明期からシーンを支えてきた存在。1962年の誕生以来、世界中のミュージシャンに愛され続けているギターアンプメーカーが手がけた、ホーム用のオーディオプロダクトです。

インテリアに馴染むモダンなルックスに一目惚れ

マーシャルのBluetoothスピーカー「STANMORE III」
側面は四六判の単行本とほぼ同じくらい。ブックエンド代わりにもなります。

まず何よりも心惹かれたのは、伝統的なギターアンプをそのまま落とし込んだデザイン。筆記体のロゴプレート、真鍮のコントロールノブ、シボ加工が施された本体など、クラシックな趣を残しつつモダンに昇華されたルックスに、完全ノックアウトされました。一目でマーシャルとわかりながら、すっきりと削ぎ落とされた佇まい。アイコニックなのにミニマルに仕上げるさじ加減が絶妙です。

マーシャルのホーム用スピーカーは3つのモデルが展開されていますが、私が購入したのはミドルサイズの「Stanmore III」。白を基調とした部屋なので、クリームカラーを選びました。存在感があるけれどインテリアに溶け込み、デスクに置いておくだけで様になります。

部屋いっぱいに広がる、迫力のマーシャルサウンド!

マーシャルのBluetoothスピーカー「STANMORE III」
上部のコントロールノブで、高音と低音を調節できます。

もちろん、見た目だけではなくサウンドも素晴らしい。とにかく音圧がすごいんですよ。小さな音量でも鮮明に響き、部屋全体に音が広がります。トレブル(高音)とベース(低音)のコントロールノブが付いていて、サウンドを自分好みに調節できるのも個人的にはシビれるポイント。複雑なセットアップも必要なく、デバイスとペアリングすればプレイできます。ワイヤレススピーカーでここまで迫力ある音質を楽しめるのは、さすがアンプメーカー。期待以上のハイクオリティです。

普段からロックをはじめ、テクノからアンビエントまでいろんな音楽を聴くのですが、没入感のある良質サウンドはどのジャンルにもマッチします。マーシャルのスピーカーで音楽を聴くようになってから、部屋で過ごす時間が格段に心地よくなりました。集中力が必要なデスクワークも、まったりとした読書時間も、オーディオ環境が変わるだけでプレミアムなものに。おかげでもともとのインドアな性分に、さらに磨きがかかりそうです。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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