街中を彩る紫陽花の美しさも、部屋いっぱいに甘い香りが広がる梅仕事も、この時期だけの楽しみ。梅雨って嫌いじゃないです。しっとり雨に濡れた景色も昔は憂鬱としか思えなかったのですが、だんだんと趣を感じられるようになってきました。「嫌い」だったものが、人生経験を積み重ねて「好き」になっていく。大人の階段ってしんどいだけじゃないですね。
梅雨の魅力はさておき、そうはいってもこの時期になんとかしたいのが髪問題。もともと毛量が多いうえにクセのある髪質なので、雨の日は「うねる」「広がる」「ボサボサになる」の三重苦。聞き分けの悪い“まいっちんぐ”な髪をどうにかせねばと、行きつけのヘアサロンで相談してみました。スタイリストさんいわく、お風呂上がりはサラッとしたオイルをつけて、ドライヤーでしっかり乾かすといいとのこと。「肌に基礎化粧品を塗るのと同じように、髪もベースケアで変わるんです」という名言を聞いたとき、鏡越しに後光が見えたような気がしました。
雨の散歩も楽しくなる? ukaのヘアオイル
サロンからの帰り道、ふらりと立ち寄ったコスメキッチンで目にとまったのが、ukaのヘアオイル。もはや説明不要の名品ですが、そういえばまだ使ったことがなかったと気づき、今さらながら初購入。4種の中から選んだのはもちろん「Rainy Walk(レイニー ウォーク)」です。粋なネーミングもさることながら、清涼感のあるパッケージのグラフィックにも惹かれました。「雨の散歩、ご一緒にいかがですか?」などと一筆添えて、大好きな誰かにプレゼントしたい。
ベタつかず、軽やかなつけ心地
ukaのヘアオイルはさらっとしていて使いやすい、という評判は以前から知っていましたが、実際に使ってみると本当に軽やかなテクスチャーで驚きました。オイルなのにまったくベタつかないので、洗い流さないトリートメント感覚。ベタつきが苦手な人でも抵抗なく使えます。
とてもサラサラなので、オイルの重めの質感が好きな私はやや物足りなさを感じるくらい。「こんなに軽いつけ心地で、私のパサパサ髪に太刀打ちできるのかい?」と半信半疑で夜のお風呂上がりにつけてみると、なんとなくですが翌朝の髪のまとまり具合が違う気がする。でもこの時点ではまだ「んーどうでしょう?」という感じ。そのまま朝晩使い続けて1週間ほど経った頃、期待は確信へと変わりました。一番の感動は、頭頂部の浮き毛が明らかに目立たなくなったこと。ツヤ感も少しずつ出てきて、じわじわと髪の基礎体力が上がってきている実感があります。なるほど、これがベストセラーたる所以なんですね。
「髪がいい香り」と褒められました
レモン、ユーカリ、ミントの爽快な香りも気に入っています。ムワッとした空気をすっきりと浄化させるような、寝起きのぼんやりした脳がシャキッと覚醒するような、聡明でヘルシーな香調。気持ちを切り替えたいときにワンプッシュ、髪にまとわせるだけでリフレッシュにもなります。つい先日も「髪がいい香り」と褒められたばかり。雨にも負けず、風にも負けず、毎日をそっと後押ししてくれる、私の心強い味方です。