2024.08.16

ソウル・聖水の【OIMU】で、“植物採取”できる栞を発見しました #深夜のこっそり話 #2008

海外旅行に行くと、"その地の伝統を取り入れたモダンなアイテム"をお土産にしたくなるのですが、先日のソウル旅で素敵なものに出合いました。

ソウル・聖水の【OIMU】で、“植物採取の画像_1
植物採取の栞 ナズナ(식물채집 책갈피_냉이) 14,000ウォン/OIMU

それは、本に挟む栞。その何が特別かというと、使われている布が、韓国の伝統衣服である韓服の裏地として使われている"ノバン"と呼ばれる薄絹の生地なのです。
その質感はシルクオーガンジーのようで、上品な透け感が魅力。ほどよい厚みとハリ感があるので、布といえどクタッとならず、栞としてしっかり機能してくれます。

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オーガンジーのように透け感のある布に草花が刺繍された、繊細なデザインが乙女心をくすぐります

そんな"ノバン"生地にナズナが刺繍された栞は、OIMUという、韓国文化を再解釈したアートワークやプロダクトを生み出すデザインスタジオのもの。この栞は「植物採取のしおり」というシリーズで、ナズナの他にも、クローバーやコスモス、松など5種類がラインナップ。

そして名前にある「植物採取」の由来は、草花が刺繍されているから、だけではありません。実はこのアイテムには、2通りの使い方が! 一つは刺繍されたノバン生地を栞として使う方法、もう一つは商品のパッケージに採取した植物を挟んで栞とする方法です。

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販売時、ノバン生地の栞は、右側の厚紙とトレーシングペーパーの間に挟まれていました

商品パッケージを細かく見ていくと、グリーンの外袋と、刺繍栞が挟まれていたトレーシングペーパーと厚紙でできた台紙の2つがあります。散歩道で見つけたお気に入りの草花を押し花にして、台紙に採取日と植物の名前を記入すれば、もうそれは立派な「植物採取のしおり」。

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ちょうど押し花にした四葉のクローバーの保管場所に困っていたので、ピッタリでした

私は、たまたま出合えた四葉のクローバーを押し花にして挟んでいます(まだ他にも素敵な草花に出合えるかも……と日付と植物名を記入していないのは内緒です)。

栞の目的は、読んでいるページに目印をつけること。そのため正直、どんなものでもその役割を果たせるのですが、やっぱり素敵な栞が挟んであると、本を読むのが楽しみになりますね。久しぶりに「栞を買う」ことをしたので、なんだか本の虫だった子どもの頃のような無邪気な気持ちを取り戻せたような気がします。

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ポスターは8,000ウォンほど。時期によってデザインが変わるようで、次に訪れたときにはどんな作品があるのか楽しみです

実は栞と一緒に、ポスターも購入しました。韓国の伝統的な作品を思わせるタッチと、蛍光色を用いたモダンかつ繊細な色使いがOIMUのシグネチャーで、すっかり心奪われてしまいました。

この栞を見つけたOIMUのショップは、ソウルの聖水(ソンス)エリアにある、LCDCソウルというセレクトショップの集合体ビル内にありました。LCDCソウルは、ファッションやビューティ、雑貨などさまざまなセレクトショップが集結していて、ときめきが止まらないと同時に1階にはカフェもあるので、聖水散歩に疲れたとき、ひと休みするのにもぴったりのスポットでしたよ。ソウルにお出かけの際は、ぜひチェックしてみてください!

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エディターHOMMA

ビューティとSDGs担当。小花柄とロマンティックディティールに目がありません。海より山派で、緑の中で過ごす時間が至福です。

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