週末は日比谷公園へ! アートに出合える【Hibiya Art Park2025】が想像以上に天国でした~ #深夜のこっそり話 #2190

昨年GWにたまたま訪れた日比谷公園のアートプロジェクト。その感動が忘れられず、今年も行ってきました!
「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」と題した東京都主宰のアートイベントで、2025年5月25日(日)まで開催されています。

「花と光のムーブメント」を主軸に公園の新しい楽しみ方を届ける試みは、今年さらに進化。2期制で展開され、5月11日(日)までの第1期は、公園の中に突如として現れるアーティスト4組によるパブリックアートと自然との調和が楽しめます。

池に浮かぶ!? 『やさしい手』が届けるメッセージとは

日比谷公園の池に浮かぶ!?『やさしい手』(2018年、久保寛子)
弥勒菩薩、古代エジプト ヌト神、赤子の手などの造形を参考にしたという『やさしい手』(2018年、久保寛子)

公園に入ってまず目を奪われるのが心字池に浮かぶ『やさしい手』(2018年、久保寛子)。天から差し出された大きな手は、自然の驚異を眼の前にした人間の強さと弱さを表したもので、破壊と再生をシンボリックに昇華。
よく見るとリアリティのあるブルーシートがまかれ、視覚的な重量感をなくすため、水面への接触点が極限まで小さく設計されているのも、不思議な感覚にさせられます。

プラントハンター西畠清順による巨大ジャングル出現!

小金沢健人+西畠清順による、直径28mの円形ジャングル『Forest for Momentum(流れを生む森)』。
第一花壇には、直径28mの円形ジャングル『Forest for Momentum(流れを生む森)』(小金沢健人+西畠清順)が。

さらに普段は入れない第一花壇には、アーティスト小金沢健人とプラントハンター西畠清順が初のコラボレーションで作り上げた巨大ジャングルが! 
日比谷公園が、さまざまな顔をした「場所」でもあったことを振り返り、新しく、花と光が出合い、雨と煙が出合う「場所」を創造したそう。(日比谷公園には伊達政宗の終焉の地、仙台藩江戸屋敷があったり、帝国陸軍の連兵場があったり様々な“場所”であったと、いまさらではありますが歴史を知る貴重な機会にも!)

雲一つない青空、オオデマリはじめ、植物が生い茂っていて自然のパワーを全身で感じられます。
雲一つない青空、オオデマリはじめ、植物が生い茂っていて自然のパワーを全身で感じられます。

このジャングルは、訪れる時間や天候によっても、空とのコントラストや植物が放つパワーなど違った表情を見られるのも魅力です。タイミングによっては、煙が突然出てきたり雨や光のインストラクションがあったりと、刻々と変化する空間を体感できるのだとか!

私が伺ったのが、太陽がさんさんと降り注ぎ5月らしい心地よい気候だったこともあり、ジャングルのみならず、公園全体でバラやネモフィラが咲き誇り、木洩れ日も美しくまるで天国のようにパワーチャージできました。

日比谷公園の魅力再発見! 遊具とアートが融合

全長約20mの『ハイヌウェレの彫像』(2020、久保寛子)。作品の周りの植栽もプラントハンター西畠清順によるものだそう。
全長約20mの『ハイヌウェレの彫像』(2020、久保寛子)。作品の周りの植栽もプラントハンター西畠清順によるものだそう。

遊具もある草地広場には、全長約20mとかなり大きい『ハイヌウェレの彫像』(2020、久保寛子)が展示。縄文土偶をモチーフに、古代の豊穣を願った神話を重ね合わせた、仰向けに寝そべった女性型の鉄の構造体。作品の周りの植物は時の変化を感じさせ神秘的なものを感じました。

パンダもアートに見えてくる!? 童心に戻って遊びたくなります。
パンダもアートに見えてくる!? 奥にはゾウやリス、カバも。童心に戻って遊びたくなります。

そして作品のすぐ隣には、滑り台や乗って遊べるキュートな動物たちが鎮座。なんて牧歌的な空間なのでしょうか!

コアラのほか、ライオンやサイなどもいました。ピクニックにもおすすめの場所。
コアラのほか、ライオンやサイなどもいました。ピクニックにもおすすめの場所。

行くたびに変化する自然と調和するアート。ぜひ、散歩やピクニックなど、気軽に出かけてみては? 夜はライトアップされ22時まで開催されているのでまた違った一面が楽しめそう。5月17日(土)からの第2期は、パフォーミングアーツを中心にした「“Play”ing  Catch-集まり方の練習-」(一部を除き予約が必要)が予定されているので、そちらもぜひチェックしてみて!

今回紹介したイベント概要

Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-
会場:日比谷公園
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6

第1期「Transformed Composition 組み合わせと見立てで遊ぶ」
会期:2025年4月25日(金)〜5月11日(日)
時間:9:00~22:00
第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」
会期:2025年5月17日(土)〜25日(日)

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エディターSUGAWARA

ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。

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