香りの巨匠が手掛けた【パルル モア ドゥ パルファム】「オレンジの香水」でどっぷり香り沼へ #深夜のこっそり話 #2193

「木……かな?」
香水が好きな方は、このロゴを一度は見たことがあるのではないでしょうか? 名前はPARLE MOI DE PARFUM(パルル モア ドゥ パルファム)。扇状に広がった木の葉のようなもの、これはムエットといって香りを試す際に使う厚紙。「香りについて語り合いましょう」という意味のパルル モア ドゥ パルファムの作り手の話を聞いて、香りがもっと好きになりました。

「木……かな?」
香水が好きな方は、このロゴを一度は見たことがあるのではないでしょうか? 名前はPARLE MOI DE PARFUM(パルル モア ドゥ パルファム)。扇状に広がった木の葉のようなもの、これはムエットといって香りを試す際に使う厚紙。「香りについて語り合いましょう」という意味のパルル モア ドゥ パルファムの作り手の話を聞いて、香りがもっと好きになりました。

あの名香の生みの親、調香師ミシェル・アルメラック氏

調香師 クロエの香水 パルル モア ドゥ パルファムの香水
ムエット5枚が扇状に広がったロゴ。世界的調香師が手掛けるニッチブランドのパルル モア ドゥ パルファムです

パルル モア ドゥ パルファムは、調香師の中でも巨匠と呼ばれるミシェル・アルメラック氏の息子たちが立ち上げたブランド。ミシェル・アルメラックと聞いて、私が思い浮かべるのは2008年に誕生した「クロエ オードパルファム」。繊細なプリーツが入ったスクエアのボトルを誰もが手にしていて、当時は電車の中でも編集部でも、いたるところからその香りが漂ってきたものでした。

今回は残念ながらミシェルさんは来日しなかったものの、同じく調香師である息子のロマンさんとベンジャミンさんが来日。「香りを創り出す仕事」について話を聞きました(ぜひインタビューの内容はこちらから)そのとき出合った、天才調香師ミシェル・アルメラック氏が手掛けた最新の香りが、脳裏に焼き付いて離れません!

爽やかなオレンジの香りに心奪われる

オレンジ 香水 パルル モア ドゥ パルファム
パルル モア ドゥ パルファム オレンジ ハイパーエッセンス オードパルファム (50ml)¥15,400 (100ml)¥25,300/ブルーベル・ジャパン

その名は「オレンジ ハイパー エッセンス」。「オレンジ」で「ハイパー」なんて字面だけ見るととてつもなく陽気に思えてしまうけれど、甘ったるさは全くなく、洗練された香りそのもの。

とことんオレンジにこだわっていて、バレンシア産とカリフォルニア産のオレンジをベースに、ビターオレンジで果皮の苦みまで表現しています。さらには、オレンジをかじったときの酸味、つまり味覚までを、ジンジャーの香りで表現しているそう。

空が澄わたる晴れた4月の朝、太陽の光を浴びながら楽しむ朝食をイメージして作られた香りと聞いて、深く納得しました。トロピカルな真夏のオレンジではなく、4月のオレンジ。少しひんやりした朝の空気の中で、明るい日差しが降り注ぐ。オレンジの皮を剥くとみずみずしい果汁が弾けて、心地よい果実の酸味が鼻に届く、まさにそんな香りなんです。

夏を目前に、初めてシトラス系に目覚める

パルル モア ドゥ パルファム オレンジ ハイパーエッセンス オードパルファム
原料となる香料を1つずつムエットにしみこませて、重ねて香りを嗅ぐと……ひとつの香りが出来上がります!

実を言うと、今まであまりシトラス系の香りに惹かれたことはありませんでした。ウッディ系一辺倒だった私にとって、このオレンジは別格。一瞬にして気持ちを明るくする、香りの底知れぬパワーを感じます。仕事で煮詰まったときやアイデアが浮かばないとき、1プッシュで気分をチェンジ。カジュアルでありながら、静謐で透明感のあるフレッシュな香りで、心までも明るくスッキリします。

ジェンダーレスの香りなので、フレグランスにちょっとこだわりのあるパートナーへのギフトにもぴったり! ぜひ見かけたら香りの爽快感を味わってみてください。

今回紹介した商品はこちら!

ブランド名:パルル モア ドゥ パルファム
商品名: オレンジ ハイパーエッセンス オードパルファム
容量・価格:50ml ¥15,400 /100ml ¥25,300

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エディターYOSHIDA

ビューティ担当。コーヒーとビターチョコ、デニムに赤リップが永遠に好きです。

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