東京の“キタノ”で発見! オールグルテンフリーの「秋色のアフタヌーンティー」 にときめく。旬の芋・栗・かぼちゃが主役! #深夜のこっそり話 #2317

アペロやアフタヌーンティーなど、午後から夕方にかけての“寛ぎタイム”が大好きです。とくに秋は、芋・栗・かぼちゃなど、これまた愛してやまない“ほくほく系”のスイーツが主役を張る季節。それらを使ったアフタヌーンティー巡りはこの季節の楽しみのひとつで情報収集にアンテナを立てていたところ、オールグルテンフリーのアフタヌーンティーを提供しているホテルがあるとの情報をキャッチ。

心も体も胃もよろこぶ“秋のヌン活”(懐かしい響き!?)を求めて、「ザ・キタノホテル東京」を訪れました。

アペロやアフタヌーンティーなど、午後から夕方にかけての“寛ぎタイム”が大好きです。とくに秋は、芋・栗・かぼちゃなど、これまた愛してやまない“ほくほく系”のスイーツが主役を張る季節。それらを使ったアフタヌーンティー巡りはこの季節の楽しみのひとつで情報収集にアンテナを立てていたところ、オールグルテンフリーのアフタヌーンティーを提供しているホテルがあるとの情報をキャッチ。

心も体も胃もよろこぶ“秋のヌン活”(懐かしい響き!?)を求めて、「ザ・キタノホテル東京」を訪れました。

知る人ぞ知る、東京の“キタノ”

「ザ・キタノホテル 東京」の外貨、ロビー館内

左上)気品のあるホテルロビー。右上)本物の竹が植えられた吹き抜け空間。自然光がやさしく差します。左下)東京で唯一の「ルレ・エ・シャトー 」加盟ホテル。右下)東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線の永田町駅4番出口から、徒歩約1分のアクセスのよさもうれしい

オールグルテンフリーのアフタヌーンティーが楽しめるのは、東京・永田町駅から徒歩ですぐの「ザ・キタノホテル東京」。

“キタノホテル”と聞くと、神戸を思い浮かべる方も多いかもしれませんが別のホテルとして、東京にも“キタノホテル”があるんです。(今回を機にわたしも知りました……)。「ザ・キタノホテル東京」は、ニューヨークの「ザ・キタノホテル ニューヨーク」系譜にある、ブティックホテル。創業者の北野次登氏が、かつてニューヨーク万博で日本館を手がけたことをきっかけに誕生したという、まるで映画のようなエピソードを持っています。

日本では“知る人ぞ知る”であるものの、創業時の長期滞在型アパートメントホテル時代を経て、2019年に現在のかたちに。リニューアル後も今も欧米のゲストに長く愛され、指名宿にもなっている名ホテルです。東京で唯一「ルレ・エ・シャトー」に加盟しているのも、それを物語っています。ロビーには静かな気品が漂い、都心のど真ん中でありながらも居心地よく時間がゆっくりと流れます。そんなホテルの中で味わうアフタヌーンティー、しかもグルテンフリーとあって、心を弾ませ伺いました。

和を感じる、大人のアフタヌーンティー

ザ・キタノホテル東京の「秋色のアフタヌーンティー 」はオールグルテンフリー

「グルテンフリー」という言葉を聞くと、健康志向の印象が先に立ちますが、こちらのアフタヌーンティーは“おいしさ”が主役です。手がけるのは、「ピエール・ガニェール」などで経験を積んだシェフパティシエ、伊東友一さん。米粉を“小麦粉の代用品”ではなく、“素材のひとつ”として扱う発想に共感がとまりません。

米粉ならではのしっとり感、やさしい甘みなど生かしたスイーツやセイボリーは、どれも繊細で完成度が高い。これまで食べてきた、グルテンフリーのパンやスイーツのイメージを覆す味わいで、食べ進めるたびに新しい驚きがあります。一つひとつに味わい深さと軽やかさが同居していて、身体にも心にもすっと入っていく。ヘルシーでありながら、きちんと満足できる。そんな新しいアフタヌーンティーです。

ティースタンドではなく、和を思わせる器にスイーツ8品とセイボリー3品が並び、美しい世界観で統一されています。秋の自然や風景をモチーフにしている創作は、視覚からも季節を感じる仕上がりに。

紅茶は、「おちゃらか」ステファン・ダントン氏によるオリジナルフレーバーティー「陽だまり」。香り高い紅茶をフリーフロー(飲み放題)で楽しめるのもうれしいポイントです。スイーツとのペアリングを楽しみながら、秋の午後の時間が穏やかに流れていきます。

お気に入りメニューはこちら。

モワローマロン

ザ・キタノホテル東京のオールグルテンフリー「秋色のアフタヌーンティー」 のメニュー「モワローマロン」

ポットで提供されるのは、モワローマロン。蓋を開けた瞬間、マロンの香りをまとったスモークがふわりと立ちのぼります。栗の皮をあしらった演出も素敵で、まるで秋の山里にいるかのような楽しさ! 温かいスイーツがメニューに入るのも秋らしい。

スコーン&パンケーキ

ザ・キタノホテル東京のオールグルテンフリー「秋色のアフタヌーンティー」 のスコーン

信州蕎麦と、信州産かぼちゃのスコーン。ミニサイズながらも香ばしく、外はサクッ、中はしっとり。米粉?と疑いたくなる食感です。添えられたイチジクのコンフィチュールとクロテッドクリームはもちろん自家製で、控えめな甘さがスコーンの風味を引き立てます。紅茶との相性も抜群です。

ザ・キタノホテル東京のオールグルテンフリー「秋色のアフタヌーンティー」 のパンケーキ

伊東シェフが特に試行錯誤を重ねたというパンケーキは、グルテンフリーとは思えない、でも小麦粉のそれとは異なるもちふわな食感です。この日はスモークサーモンをサンド。塩気のある具材との相性も抜群でした。

スイーツ

「ザ・キタノホテル 東京」で オールグルテンフリーの「秋色アフタヌーンティー 」のスイーツは、芋・栗・かぼちゃが主役!

そのほかにも、小布施栗のクリームを使ったシュークリームや、洋梨とコーヒーのムース、スイートポテトなど、手の込んだ芋・栗・かぼちゃのスイーツがラインナップ。それぞれにコントラストがあり、食べていて楽しい!

季節はめぐり、次は「白雪」の世界へ

「ザ・キタノホテル 東京」のメインダイニングは温室(オランジュリー)をイメージしたデザインとインテリア

帰りに立ち寄った、温室(オランジュリー)をイメージしたというメインダイニング。オーナー自らがインテリアのセレクトに携わったそう。ホテルが大事にしている「究極のここちよさ」を体感できる、心安らぐ雰囲気でした。

アフタヌーンティーは季節ごとにテーマが変わるそうで、12月からは北海道の食材を使った「白雪」になるとのこと。白一色で彩られた“冬のグルテンフリーアフタヌーンティー”は、雪景色を思わせる幻想的な世界になりそうです。そして、ティータイムを特別なものにしてくれるのは、やはりロケーション。ザ・キタノホテル東京の、優雅な居心地のよい雰囲気があってこそ、心までほどけるようなひとときが過ごせた気がします。

東京のど真ん中に、こんなに静かで上質なアフタヌーンティーがあることを、誰かに伝えたくてうずうずしています(笑)。

今回訪れた場所はこちら!
今回訪れた場所はこちら!の画像_8

「秋色のアフタヌーンティー」
¥6,500(ドリンクのフリーフロー付き)※サービス料別

場所:<ティーラウンジ佳風>
住所:東京都千代田区平河町2-16-15  ザ・キタノホテル東京 2階
TEL:03-3288-0015
期間:2025年9月1日(月)〜11月30日(日)
提供時間:15:00~18:00(L.O. 17:00 /フリーフロードリンク L.O.17:30)

<スイーツ>
・モワローマロン(焼きたてをポットサービスで)
・信州ワインゼリー(ナガノパープル、シャインマスカット)
・モンブランシュークリーム(小布施産栗)
・洋梨のムース(コーヒーフィナンシェと)
・和紅茶“陽だまり”オペラ
・カヌレボルドー
・水まんじゅう栗あん(栗の甘露煮)
・紅はるかスイートポテト
・スコーン2種(蕎麦、カボチャ)イチジクのコンフィチュールとクロテッドクリーム添え

<セイボリー>
・本日のフィンガーフード2種
・ポタージュスープ
・米粉のパンケーキサンドウィッチ

<ドリンク>
・コーヒー、紅茶、オリジナルフレーバーティー その他
※プラス料金にてアルコールメニューのオーダーも可能

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エディターYOSHIMURA

食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。

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