二黒土星のテーマを体験できる奈良へ
SPURで人気の真木あかりさんの九星気学占いによると、2025年は二黒土星が中宮の年。年の上半期よりも下半期こそ得るものが多く、コツコツと積み重ねたことが“収穫”として形になったり実ったりするタイミングだそう。また下半期は「自然」「守り育てる」というテーマが吉とされ、奈良の自然豊かな風土と相性抜群! ということで、先日の開運旅で訪れた奈良のおすすめスポット6選を、開運のエピソードとともにご紹介します。食いしん坊のため、グルメ情報が主となっていますが、参考にしていただけるとうれしいです!
01【JWマリオット】ホテル内のガーデンとつながる“収穫”のテーブル

ガーデンテラスはもちろん、ホテル内のインテリアにもグリーンがあしらわれています
観光需要の追い風を受けて、奈良にも、外資のホテルがオープンしています。中でも気になっていたのがマインドフルネスをコンセプトにウェルビーイングに重きをおく「JWマリオット」の国内初プロパティである、JWマリオット・ホテル奈良。2020年にオープンしたのですがコロナ禍のあおりをうけ、なかなか伺う機会をつくることができずにいましたので、今回の訪問を待ちわびてました。

コースのメニューより(左)大和肉鶏の低温調理と奈良県産ベビーリーフのサラダ 彩り人参とビーツのカルパッチョ仕立て 植村牧場の牛乳を使用したカッテージチーズ添え(右)柿鯛のパングリルとワイルドライスリゾット バジルオイルと魚介のブロスのエッセンス 鱗のクリスプと奈良漬レリッシュを添えて
注目は、ホテル内のガーデンで収穫したハーブや奈良の大地が育んだ旬野菜、奈良県で育った柿の葉を食べて育った柿鯛など、地産ならではの食材で構成された「ガーデンパーティスペシャルコース」。ひと皿ごとに大地の恵みを実感でき、食べ進めるほどに心がほどけていくよう。夏至の日に世界各地で行われるガーデンイベントと同じ精神を奈良で体感できるのは、運気を育てる貴重な機会です。まさに“収穫”の喜びを味わえる開運ダイニングです!
お食事の前後には、ガーデンテラスへぜひ。過ごすひとときは、自然のリズムを自分の中に取り込む時間となりました。
「JW ガーデンパーティースペシャルコース」
ランチ 11:30〜15:00(L.O. 14:00)
ディナー 17:30〜21:00(L.O. 20:30)
¥9,108 (税・サービス料込)/ランチ、ディナーともに
JWマリオット・ホテル奈良
奈良県奈良市三条大路1-1-1
0742-36-6000
https://www.marriott.com/ja/hotels/osajw-jw-marriott-hotel-nara/
02【ふふ 奈良】ゲストでも個室利用がOK! 和漢をベースにした“からだに優しい日本料理”で心身をリカバリー

趣きのある「滴翠」の入り口
庭屋一如の美しい宿「ふふ 奈良」。宿内にある日本料理「滴翠」は、なんとゲスト以外の利用もOK! しかも館内は全席個室・半個室で、庭園を望み庭を借景として楽しめる設え。薬の発祥地・奈良ならではの知恵を込めたランチが楽しめます。

左)「和漢の香り 焼きカレー」セットで¥2,000(右上)個室から望める庭園風景(右下)小説家・志賀直哉など、多くの文人・画家・茶人などの文化人が集い“高畑サロン”とも呼ばれた場所
私が狙っていたのは「和漢の香り 焼きカレー」。シャクヤク、クミン、カルダモン……といった和漢とスパイスを絶妙に掛け合わせ、夏の疲れをおいしくリリース! 旬の大和野菜がゴロゴロと入っており、お米は薬用としても処方されているクチナシ(サフラン)ライスと、からだ(とついでに運)の巡りもととのえてくれるかのようです。
食後は、文化財庭園「瑜伽山園地」を散策。時を超えた静けさの中を歩けば、“守り育てる力”を自分に重ね合わせられるはず。薬発祥の地でもある奈良らしい、浄化と再生のランチ体験です。
日本料理 滴翠(てきすい)
ランチ 11:30〜15:00 (L.O. 14:00)
カフェ 11:30〜16:00 (L.O. 15:30)
ふふ 奈良
奈良県奈良市高畑町1184-1
0570-011-722
https://www.fufunara.jp/
03【奈良公園の浮見堂】でブレイク
奈良公園といえば鹿と東大寺の風景が有名ですが、少し足を延ばすと鷺池に浮かぶ「浮見堂」が姿を現します。まるで絵画の中に入りこんだよう!と評判の、八角堂が池に映る光景を求めていたのですが、今年は猛暑により、アオウキクサが異常発生。全面緑色の幻想的な景色と相成りましたが、このような想定外も旅の醍醐味として楽しんでこそ。
奈良公園の浮見堂
奈良県奈良市高畑町(奈良公園内)
0742-22-0375
https://narashikanko.or.jp/feature/narapark
04【MIA'S BREAD(ミアズブレッド)】パンが育む、幸せの循環

オーナーの三和さんの世界観もタイプ。お店をベースにクリエイターとの交流も盛ん。訪れたときは、京都の「KOFUKU book & daily store」が本棚をプロデュースする企画が
具沢山サンドウィッチ、塩パンのトレンドもここからはじまったとの声もある、パン好きならおなじみ「MIA'S BREAD」。以前取材でお世話になったのですが、ならまちより高畑町へ引っ越したので、表敬訪問に伺いました。地元の食材を大切にしながら、日常に寄り添うパンを一貫して作り続けているので、まさに二黒土星のキーワード「守り育てる」に通じます。

おすすめカフェメニューは、トーストサンドイッチ。アボカドベーコン(2ピース)¥1,350
居心地のよさとおいしいパンは、引っ越してからも変わらず。優しく温かく、訪れる人を迎え入れてくれる、お腹も心も満たされる幸せベーカリーです。地元だけでなく、遠方からも訪れるファンが多いため、早い段階で、パンが売り切れてしまうので、カフェ利用は予約、早めに訪れるのをおすすめします。
ふふ 奈良からも近いので、はしごで立ち寄るのも◎(それぞれボリューミーなのでお腹空かしての訪問がおすすめです!)
MIA'S BREAD
奈良県奈良市高畑町1215−5
営業時間 8:00~16:00または18:00頃(売り切れ次第終了)
定休日:月・火・水
※カフェ利用の場合、8:00~11:00は、要予約
https://www.miasbread.com/
05【中本酒造】300年の縁を味わう日本酒ペアリング&まかないランチ
清酒発祥の地・奈良で、まもなく創業300年を迎える「中本酒造店」。蔵をリノベーションしたレストラン「作宝楼」では、伝統と革新が融合したペアリングランチが楽しめます。
名物「酒蔵まかないランチ」は、かつて蔵人のために用意されていたまかないを現代風にアレンジ。酒粕や発酵食材を取り入れた料理と日本酒とのペアリングは、まさに“ご縁を結ぶ杯”。長い時をかけて守り育てられた味に触れることは、未来の自分に確かな実りを誓う行為。また、旅先でその土地のお酒をいただくことは、より直接的に「土地のエネルギー」を取り入れる開運行動の一つともいわれています。ゆったりした時間が流れる空間でいただく一献は、未来の自分に乾杯するような気持ちになります。
山鶴 中本酒造店
奈良県生駒市上町1067
0743-78-3805
ランチ営業日:木・金・土
営業時間 11:30~15:00(11:30~/12:30の2部制)
Aコース ¥5,000(八寸・魚料理・肉料理・揚げ物・土鍋ご飯・汁物・デザート)
Bコース ¥3,500 (八寸・魚料理・肉料理・土鍋ご飯・汁物・デザート)
※完全予約制
https://yamaturu.com/
06【奈良 蔦屋書店】で奈良土産をゲット! 良縁を持ち帰り、おすそわけ

先に紹介した、JWマリオット・ホテル奈良の隣にあります。コンベンションセンターで大きな国際会議などが開催される日は、ホテルの渡り廊下から直接アクセスすることも可能です
九星気学では、旅のお土産はその土地の「気」を家に持ち帰る行為とされ、良縁を日常に定着させる大切なステップ。贈ることで相手に喜びを分け合うこともまた開運アクションとも。奈良県コンベンションセンター内にある蔦屋書店のお土産コーナーが充実との情報を仕入れ訪れたところ、大正解!
葛やそうめん、柿ジャムや奈良カリー粉など、“奈良らしさ”を感じる土産が並びます。小分けのお菓子や調味料は気軽にシェアできるのも魅力。今年お世話になった人へ、感謝の気持ちとともに奈良の“祐気”を届けました。自然の恵みを味わい、縁を結んで、人に分ける。奈良での時間は、二黒土星の年のテーマそのものでした。
奈良 蔦谷書店
奈良県奈良市三条大路1-691-1
0742-35-0600
営業時間 8:00~23:00 (12/31~1/3を除く)
https://store.tsite.jp/nara/
かけあしで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
実をいうと、私は大阪や京都の人混みを避けたくて奈良を選んだというのもありましたが、結果的に万事OK! 観光地としては控えめだけど、その分ゆったり過ごせて、自分のリズムを取り戻せる。2025年下半期、運気にドライブをかけたいなら、今回紹介した奈良での“収穫の旅”を、ぜひ参考にしてみてください!