連日の猛暑にやられ外出は避けて過ごしていたのですが、せっかくの夏、どこか物足りず......。急遽、家族で日帰りの小旅行を決行。町田市にある「武相荘」に行ってきました。「日本一カッコいい男」とも称される白洲次郎、正子夫婦の邸宅のミュージアムや、広大な庭の竹林など、めいっぱい満喫してきたのですが、帰り際にお土産屋さんにて素敵な線香との出合いが。最近は家で常に焚いているほど、どこか懐かしい夏の香りを感じる線香に魅了されています。
旧白洲邸 武相荘の玄関は迫力満点の竹林

入口から入ってすぐに出迎えてくれる竹林のトンネル
新宿から車でおよそ50分、東京郊外にある旧白洲邸「武相荘」。武蔵国と相模国の境界に位置すること、白洲次郎の「無愛想」な性格、という言葉遊びを交えて白洲本人が名付けたそう。入口の情緒あふれる看板を過ぎると、すぐさま迫力満点の竹林のトンネルがお出迎え。天高くのぼる竹の葉の隙間からこぼれる日差しが心地よく、着いて1分以内に「これぞ避暑地! 」というのを実感しました。このトンネルに入る前と後では、体感温度が10度は下がった気がする......(個人的感想です)。
滋賀・みのり苑の3種のお香

お香 滋賀・みのり苑 「つめ合せ(びゃくだん・じんこう・きゃら)」3種各20本入り ¥3,850
今回購入したのは「びゃくだん・じんこう・きゃら」の3つの香りが20本ずつ入っている、滋賀・みのり苑の「お香 つめ合せ」。1種類ずつのタイプもありますが、どの香りも気になったので、今回はつめ合せを購入し香り比べをしてみることに。ちなみにこのお香は、白洲次郎の妻白洲正子が愛用していたもので、中でも「きゃら」を好んでいたとのこと。

左から、伽羅(きゃら)、白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)
あの夏に帰れる、夏の香りつめ合せ

お香と付属のお香立て
それぞれの香りにお香立てがついており、小皿一枚ですぐに香りを楽しめます。私も正子さんが愛用していた柔らかいけども芯のある「きゃら」の香りに一番惹かれました。夏休みに祖母の家で仏壇に手を合わせるたびに、畳の香りと一緒に心地よく鼻へぬけるあの懐かしい香りを思い出しました。約20分の燃焼が、切り替えやリフレッシュをするのに絶妙にちょうど良く、今この記事を書いている瞬間もちょっとした相棒的存在になってくれています。
まだまだ暑い日は続きますが、ぜひ皆さんも「武相荘」で滞在し、帰りにお土産屋さんに寄ってみてください! 素敵なお香が、懐かしいあの夏に連れて行ってくれるかも......?